2019年1月25日
インドの選挙関連情報 野党国民会議派、人気者の総裁妹を選挙キャンペーンに駆り出す
モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)に挑む国民会議派のラフル・ガンジー総裁は、新たな一手として国民に人気の高い妹を応援に駆り出しました。
その妹とは、プリヤンカ・ガンジー・バドラ氏です。
バドラ氏は曽祖父と祖母、父がいずれもインドの元首相であり、ピカピカの政治一家の女性。
母のソニア・ガンジー前国民会議派総裁と兄ラフル氏への助言など、これまでも影で様々な政治的役割を果たしてきました。
彼女はウッタルプラデシュ州の東半分の地域で選挙運動を監督する予定です。
ここはインド最多の人口を抱える州で、ここの選挙結果は全体の結果に大きな影響を及ぼします。
ただ、妹の投入で同州の選挙結果に自信が持てるかどうかは、意見が分かれているようです。そんなに簡単ではない、と。
総選挙まであと4か月です。
インドの選挙関連ニュースのまとめと経緯(2018年~19年)
米中貿易摩擦 地ならしなかなか進まずか
2019年1月24日、アメリカのロス商務長官は、米中通商交渉について、妥結には程遠いものの可能性は十分にあるとの考えを示しました。
1月28日の週の協議に向けて、妥結点まではまだ何マイルもあるが、それは大して驚くべきことではない事だと指摘しました。
また、さらに重要なこととして、米国は中国経済の構造改革や合意に反した場合の執行手続きを要求していると強調しました。
一方、財務長官のムニューシン長官は「大きく進展している」と、もう少し楽観的なコメントを発表しています。
ここら辺のニュアンスは個人の感じ方一つですから、過剰に反応する必要はありません。直近の新NAFTA交渉の時と同じです。
中国製造2025 ファーウェイ(華為)、5G向け半導体を独自開発
ファーウェイは、5G向けの半導体を独自開発したと発表しました。名前は「バロン5000」。
近く発売する5G対応のスマートフォンに搭載する予定との事で、アメリカ企業に技術で先行しシェア拡大を狙います。
米中の技術競争が激化し、足元で約5割の自給率を7割程度まで高めることを視野に入れています。
中国は金額ベースで世界の4割を占める最大の半導体市場ですが、まだまだ国内の自給率は1~2割に留まっているととみられ、どこまで自給率を上げられるかが問題となってきます。
フィリピン 2018年の成長率は6.2%に減速
2019年1月24日、2018年のGDPの伸び率が前年同期比6.2%だったとの発表がありました。
前年より0.5ポイント低下し、2年連続で成長率が前年を下回りました。
インフレが進んだことで、GDPの7割を占める民間消費の伸びが鈍化した事が主因です。
フィリピン政府は2018年10月、成長率の目標を7~8%から6%台後半に下げましたが、達成できませんでした。
2016年6月のドゥテルテ政権発足以降、なかなか経済成長が軌道に乗りません。大規模なインフラ整備計画を打ち出し、政府支出が増えている半面、民間消費の鈍化が続くためです。
日米TAG交渉 交渉開始が2月以降に先送り 米中協議と政府機関閉鎖の影響で
TAG交渉の開始が2月以降に先送りとなるようです。
アメリカが米中貿易協議に集中したいという事と、米政府機関の一部閉鎖で日程調整がつかなくなった模様です。
日本側は2019年6月に予定するG20からみのトランプ大統領来日が交渉妥結に向けた正念場と見ているようです。
そうなるとすると、その前に茂木氏とライトハイザー氏が何度か話し合う事となり、6月の首脳会談までの交渉期間は3カ月程度となります。
交渉期間と米中協議の行方が妥結内容にも波及すると思われます。
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