2019年1月の動き

2019年1月26日

BREXIT 離脱方法修正案、どの様なものがあるか

2019年3月29日には議会がメイ首相の離脱代替案を審議し採決する予定ですが、実は他の議員が提出した修正案も一緒に審議・採決される予定です。

いくつも修正案が出されているのですが、代表的なもの、シンボリックなものをまとめてみました。

それでもとても数が多く、以下にこの問題が混とんとしているか分かると思います。

労働党コービン党首の案

野党・労働党のコービン党首が提出した修正案は合意なきブレグジットを防ぐための選択肢を議会が検討するよう要求しています。

具体的には恒久的にEUの関税同盟にとどまること、国民投票の再実施などが含まれています。

国民審議会を設置する案

一部の労働党議員グループが提出したものもあります。

政府がEUに対して離脱期限の延長要請を行った上で、250人の国民代表で構成する審議会を設置、次の方策を検討して10週間以内に議会に提言するものです。

ブレクジット特別委員長による修正案

ブレクジット特別委員長のベン氏が提出したものです。

次のような選択肢を示し、それぞれについて議会で採決してもらうとするものです。

  1. メイ首相の離脱案の是非を再度採決する
  2. 3月29日に合意なき離脱に踏み切る
  3. 政府にメイ首相の離脱案の再交渉を求める
  4. 国民投票を再び実施する

離脱期限延長要請を政府に求める案

政府に離脱期限延長要請を行うよう求めたシンプルなものです。

EU離脱問題を政府ではなく、議会が管轄するという案

従来のルールを覆し、政府に優先処理権限があるブレグジット問題を議会の管轄にするという内容のものです。

これについては一部の保守党議員も賛意を示している状態です。

とりあえず合意なき離脱だけ今後の選択肢から無くすという案

保守党と労働党議員が提出したもので、合意なき離脱を今後の方針から除外する要求を盛り込んだものです。

バックストップが2021年に執行すると明記するという案

離脱案にバックストップが2021年末で失効すると追記するべきだとしたもので、保守党のアンドリュー・マリソン議員が提出し、多くの同党議員が支持しているものです。

いかなる離脱案も議会が拒否するという案

ブレクジット自体を否定する、というものです。保守党のジョン・バロン議員が提出しました。

国民投票再実施を行う案

色々な手法が考えられますが、EU残留の為の国民投票をもう一度行うというものです。

商品・資源関連 減産でも原油価格の上値重い

原油の価格がなかなか上がりません。

OPECが1月に始めた協調減産ですが、力不足との見方が出ています。

直前にかさ上げされた生産量を減産の出発点としている事もあると思われます。

もっと減産すれば、とも思いますが、産油国の足並みがそろうかも分かりません。それは単純に自分たちの実入りが減るのが嫌という事ではなく、例えばロシアは冬季は設備の凍結を防ぐため、生産を止めにくい事情もあったりします。

供給過剰感の解消には一役買っていますが、産油国が思うような原油価格の上昇ほどまでには至っていないようです。

資源関連ニュースのまとめ2019


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