2019年1月の動き

2019年1月19日

BREXIT EUで少しずつ離脱延期容認論が広がる

EUで、英離脱の延期を容認する声が広がってきています。

3月29日の離脱まで残り時間が少なくなる中、「合意なき離脱」を避ける狙いが背景にあります。

ただ、どれだけ延長すべきかは意見が分かれていて、そこの調整は難しそうである事と、仮に延長してもメイ政権が英議会とEUの双方を納得させられる代替案を示せる保証はなく、交渉の先行きが不透明である事に変わりはありません。

BREXIT(ブレグジット)の交渉経緯と影響のまとめ(2018年11月~)

米中貿易摩擦 アメリカ側が、貿易改革の進捗状況を定期確認する事を提案

アメリカが対中通商合意の条件として、中国が約束した貿易改革の進展状況を定期的に確認する提案をしていることが分かりました。

仮に中国側が合意に違反したとアメリカが認定すれば、再び関税措置に訴えることも辞さないというルールです。

米中貿易摩擦についての経緯とまとめ2019

統計・データ ヘッジファンドの資金流出、2018年10-12月は225億ドルの流出

2018年10-12月において、ヘッジファンド業界から225億ドルの資金流出した事が分かりました。

この流出規模は過去2年余りで最大のようです。

2019年1月18日、ヘッジファンドリサーチが発表したリポートによれば、2018年の資金流出額はこれで計340億ドルとなり、業界全体の資産の約1%相当が流出した事になるようです。

2018年の流出額は約700億ドルが引き揚げられた2016年以来の規模となります。

各国の統計・データのまとめ(2019年)

資源・原油関連 IEA、「2019年の原油需要は若干拡大」

2019年1月18日、国際エネルギー機関(IEA)が、今年の世界の原油需要が前年を上回るとの見方を示しました。

燃料価格の低下に伴う需要増が経済活動の減速を相殺するとみているようです。

ただ、IEAは月報の中で「世界経済のトーンは明るくない」と認識しており、見通しが変化する可能性に含みを持たせています。

資源関連ニュースのまとめ2019

BREXIT メイ首相、離脱案の大幅修正には反対

メイ首相は元々の離脱案に代わる案を検討するため、数十人の各政党幹部と個別に会談しています。

ただ「建設的な議論を望む」と語るメイ首相は、英・EUの離脱案の大幅修正は認めない構えを崩しておらず、代替案づくりの見通しはあまりついていません。

最大野党労働党が強く求める「合意なき離脱の排除」についてもメイ首相の姿勢はかたくなで、排除しない方針です。

ただ、それは保守党内の強硬離脱派に対する配慮でもあります。

彼らは、「『合意なき離脱』をカードとして持っていることが、それを嫌うEUへの交渉力になる」と主張しているのです。

BREXIT(ブレグジット)の交渉経緯と影響のまとめ(2018年11月~)

中国製造2025 ファーウェイ創業者、自社製品排除に危機感

ファーウェイを創業した任正非氏(74)が、日本のメディアに登場し、各国で出ているファーウェイ製品排除の動きに危機感を示しました。

低価格と品質を武器に世界トップに躍り出たファーウェイにとって、成長が止まることへの危機感は強く、同社製品関する様々な安全保障上の疑惑を全面否定しました。

任氏はめったにメディアに登場しないことで知られるようですが、今はそうも言ってられないと判断したのでしょう、立て続けに欧米や中国メディアの取材に応じ、疑惑払しょくに努めているようです。

同氏は、中国共産党から求められても、顧客企業にとって不利になるようなことは拒否する、と言明しています。

中国製造2025についてのまとめと経緯

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