2019年4月の出来事

2019年4月3日

EUに離脱再延期を要請

2019年4月2日、メイ首相はEUに対し離脱交渉期限の延長を要請することを明らかにしました。

また、議会の膠着状態からの脱却に向け野党・労働党のコービン党首と協議する意向も示しました。

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エルドアン大統領は、選挙の結果を経てより近視眼的な政策を展開か

今回の統一地方選でエルドアン大統領率いる与党公正発展党が苦戦したことにより、大統領の経済政策はますます近視眼的なものになるのではないかと危惧されています。

今回の敗因は、人々の経済に対する不満。それは外国人投資家も同じです。

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メイ首相側と議会の攻防続く

2019年4月1日に行われた議員提案の4案はすべてが否決された、というのは既報の通りですが、議会側はEUとの関税同盟の残留など賛否が拮抗した案があったため、3度目の投票を実施したい考えのようです。

一方、首相側は自らの案の4度目の採決を諦めていません。

4月10日には臨時EU首脳会議が開かれる予定で、すべての加盟国を納得させる案を示せなければ、4月12日に「合意なき離脱」となるおそれがあります。

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リラの急落で個人のトルコリラ投資家に影響広がる

2019年3月下旬にトルコリラが急落しました。(詳細は2019年3月地方選挙前に起こったルコリラ急落についてのまとめをご参照ください)

この急落が、FX取引を行う個人投資家に影響を及ぼしました。

トルコリラの翌日物スワップ取引金利が年1千%以上に急上昇し、本来ならFX取引の利息も増えるはずですが、FX業者の経営体力の違いによって得られる利息に2倍超の差が出てしまったのです。

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イングランド銀行が貸金業者とも協議、BREXITを見据え?

イングランド銀行がBREXITに伴う経済成長鈍化に対する耐性を見極めようと貸金業者と話し合いを重ねているそうです。

イングランド銀の金融安定を担当するチームは大手貸金業者と個別に協議し、景気下降局面で負荷がかかると予想される分野を判断しようとしており、貸金業者との協議はその一環だという事です。

イギリスではノンバンクの貸金業者による融資が伝統的金融機関をしのぎ始めており、2019年初めには貸金業者1社が借り手に対し1回で10億ポンド(約1450億円)を貸し付けたという事です。

BREXITと民間企業への影響

ISM製造業景況指数は予想上回る上昇

2019年3月のISM製造業総合景況指数は上昇し、市場予想も上回りました。

前月は2年ぶりの低水準に落ち込んでいましたが、3月は雇用の指数などが堅調でした。雇用の指数は前月まで3カ月連続で低下していましたが、今回は3年ぶりの大幅上昇です。

各国の統計・データのまとめ(2019年)

IMFのラガルド専務理事、成長率予測の引き下げを示唆

2019年4月2日、IMFのラガルド専務理事は、世界経済の勢いは一段と弱まっていると指摘し、近く改定する世界経済見通し(WEO)で2019年の成長率予測を引き下げる可能性を示唆しました。

因みに、2019年1月時点の予測は3.5%でしたが、IMFが今回も成長率予測を下方修正すれば、18年10月以来、3四半期連続となります。

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日米TAG交渉は4月15日と16日に初会合開催

TAG交渉の初会合が4月15~16日、ワシントンで開かれる見込みとなりました。

茂木大臣とライトハイザーUSTR代表が会談します。

サービス分野の交渉範囲をどこで線引きするかが焦点になるでしょう。

2018年9月の首脳会談の共同声明では交渉範囲について物品関税と「早期に結論が得られるサービス分野」と明記しましたが、それが何なのか細かな交渉分野は定めていません。今回の初会合で具体的な交渉範囲を決める。

日米TAG(日米物品貿易協定)交渉の関連ニュースのまとめと経緯

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