2018年10月31日更新!
このブログは、
- 相場に左右されずに
- 気長に忍耐強く
新興国投資をする人たちのための情報提供ブログです。
特に、
- これから新興国へ投資をしたい人で基本的な情報を網羅的に学びたい人、
- 既に投資をしているが大きな含み損を抱えていて一旦冷静に状況を再確認したい方
を想定しています。
筆者はバリュー平均法なる方法で新興国に投資をしている個人投資家です。既にそうした方法で投資をして5年くらいです。
ずっと投資し続けています。
このブログはこのブログが対象としているトルコ、メキシコ、ブラジル、インドネシア、フィリピン、中国、ベトナム、インドについて、2018年10月に更新した箇所をひとまとめにしている記事です。
各抜粋から本ブログを飛ぶことが出来ます。
【この記事は複数ページあります】
2018年10月31日
米中貿易摩擦 アメリカ、半導体で対中輸出規制
アメリカは2018年10月29日、中国の半導体メーカー、福建省晋華集成電路(JHICC)がアメリカの安全保障上の重大なリスクになっているとして、半導体製造装置など米国製品の輸出を規制すると発表しました。
同社を巡ってはアメリカの半導体大手のマイクロン・テクノロジーが知的財産を侵害していると訴えていました。
ZTE問題などと少し似た事案ですね。
ZTE問題の経緯は↓
米中のハイテク分野を巡る技術覇権争いが激しくなる中、新たな火種となるかもしれません。
先進国その他の状況 欧州の成長率、0.6%に減速
EUが2018年10月30日発表した2018年7~9月期のユーロ圏のGDPの速報値は、実質で前期比0.2%増えました。
EU統計局によれば、年率換算の成長率は前期比0.6%で、4~6月期(年率1.8%)から大幅に減速した模様です。
アメリカとの通商問題や英国のEU離脱に伴う先行き不透明感の強まりを背景に、域内の景況感の悪化が進んでいる事の証拠となっている可能性があります。
ユーロ圏内では18年1月以降、景況感の悪化が続いています。2018年10月の景況感指数も2017年12月に17年ぶりの高水準をつけた後、10カ月連続で前月比で低下しています。
BREXIT、イタリアの財政問題、アメリカとの貿易問題など、景気を冷やすような効果を持つ出来事が目白押しなので、当局も難しいかじ取りが引き続き迫られます。
メキシコ 空港建設中止を発表
ロペスオブラドール次期大統領は2018年10月29日、メキシコシティ空港の代替施設の建設を中止すると発表しました。
28日まで実施した新空港建設を巡る国民の意見調査で、約7割が建設中止を支持したことを理由に挙げています。
ただ、空港建設に関する契約済み工事への補償など混乱が起きそうです。
メキシコ ロペスオブラドール新大統領の政策についてまとめてみた
ブラジル ボルソナロ氏勝利でレアル利益確定売り
レアルは2018年10月29日、対ドルで前週末比2%安となる1ドル=3.72レアルで取引を終えました。
右派で財政規律を重視するジャイル・ボルソナロ下院議員(63)が当選したことを受けて、マーケットは一安心し、取引開始直後は一時、約半年ぶりとなる高値を記録しましたが、その後は利益確定を目的としたレアル売りが優勢となった格好です。
これからのレアルは、ボルソナロ氏の閣僚選びや政策に注目が移っていきます。
ブラジルレアルは上がるのか?現状から今後の行方まで色々なポイントで考えるブログ
2018年10月30日
ブラジル大統領選 バラマキ政策の復活は大丈夫かと懸念の声も
ボルソナロ氏がアダジ氏よりも市場寄りであるという事で、マーケット関係者は安どしている所だと思いますが、一方で、選挙戦終盤のボルソナロ氏の発言を引用して、懸念を表明する人も少しずつ増えてきているようです。
懸念とは、具体的にバラマキ復活に関する懸念です。
例えば、選挙戦の終盤、ボルソナロ氏は突如、所得減税を提案しました。
最低賃金の5倍(月額約15万円)までは所得税を免除して、それを超えても税率は一律20%に抑えるという内容です。これがもし本当になると、給与所得者の6割が無税となってしまいます。
財政健全化が急務なのに、そんな事をやっていたら逆方向に行ってしまいます。
ボルソナロ氏が所属する政党は議会で少数派です。どうやって議会をまとめていくか、議会での強行突破をするために、ポピュリズム的な政策で押し切ったりしだすと、危険です。
インド 中央銀行とモディ首相との距離が広がっている??
2019年の総選挙を見据え、モディ政権はバラ撒き政策を志向しつつあるのが2018年10月の状況です。
その一方で、中央銀行は引き締め姿勢を強めており、10月に行われたアチャルヤ副総裁のスピーチでも、両者のスタンスの違いが鮮明に出ています。
このまま行くと、総裁人事が2代連続で「政治的圧力」に晒される懸念もあり、政府と中央銀行の関係は注視しておく必要がありそうです。
米中貿易摩擦 アメリカ、追加の対中関税を用意??
2018年11月に予定されているトランプ大統領と中国の習近平国家主席との会談において、中国から貿易面での妥協を得られない場合、アメリカは中国からの輸入品でこれまでの追加関税の対象となっていなかった品目全てへの関税賦課を12月初旬までに発表する用意があるとの報道がありました。
対象リストにはこれまでの関税で対象となっていない輸入品全てが含まれるため、昨年の輸入データから算出した場合、総額2570億ドル相当に上る可能性があります。
しかし、それが仮に実行されたとして、それでも中国が意地を張り続けた場合、アメリカの次なる攻撃の主たる手段は何になるのでしょう。
因みに、11月の会談では、そもそも貿易問題を外すというアイデアもあるとの事です。
ブラジル大統領選 次期大統領ボルソナロ氏とはどんな人か
ブラジルの次期大統領に内定したボルソナロ氏ですが、極右というだけでどういった人となりかはあまり知られていないような気もします。
そこでここでは、簡単な彼の略歴をご紹介します。
彼は最大都市サンパウロ郊外にある欧州系移民が暮らす小さな町に生まれました。
父親は歯科医でしたが無資格で、貧しかったそうです。
彼は軍人出身ですが、その契機となったのも少年時代だという事です。
ブラジルがまだ軍政時代だった頃、左派ゲリラを掃討するブラジル軍にあこがれて、18歳で軍幹部の養成校に入学します。
彼は陸軍に入り、大尉まで昇進しますが、給料が低すぎるという抗議活動を主導して逮捕されます。
これによって軍での出世は諦めざるを得なくなりますが、知名度が一気に上がりました。それをうまく活用して、1988年に第2の都市リオデジャネイロ市議選に立候補。めだたく当選します。
更に1991年には連邦下院議員に転じて国政への進出を果たします。
これまで所属してきた政党はいずれも小規模です。
それもあってか、なかなか国の要職に就く事はなく、議員活動をしてから30年近い下院議員の活動の中で、目立った実績はありません。むしろ、軍政礼賛や女性蔑視発言、同性愛否定論の主張が脚光を浴びてしまいます。
結婚は3回していて、息子が4人、娘が1人いるそうです。
長男は連邦上院議員、次男はリオデジャネイロ市議、三男が連邦下院議員という政治家一家です。
これまで巨大政党を率いたという実績や経験がなく、それが上手く作用して思い切った政策を実行できるのか、また何もできないか世界中から注目を集めています。
ブラジル大統領選 各社レポートと報告を配信
ブラジルの大統領選挙でボルソナロ氏が次期大統領に決定しました。
これについては、様々な経済系新聞や運用会社がレポートを出しています。
これらのレポートを一覧で確認したい場合は、↓をご活用ください!
2018年10月29日
アメリカ、7-9月のGDP成長率は3.5%
アメリカ政府が2018年10月26日に公表した今年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率+3.5%となりました。
これは、4-6月期の数値である4.2%増からは減速した形ですが、減税効果で個人消費が伸び、2%弱とされる潜在成長率は引き続き上回った水準となっています。
ただ、個⼈消費が⾼い伸びを維持した⼀⽅、輸出や住宅投資がマイナスとなっています。
当⾯、輸出と住宅投資が成⻑の抑制要因となる構図は続くでしょうから、四半期ベースでは4-6⽉期が今年の成⻑率の上限となる可能性があります。
トルコ サウジへの捜査の手緩めず 対米関係重視の表れ??
サウジアラビアの著名記者殺害事件で、エルドアン政権はサウジへの揺さぶりを緩めません。
2018年10月26日にはサウジが拘束した容疑者18人の引き渡しを要求しました。
サウジは直ちに拒否しましたが、おそらくトルコはそれを見越して要求したのでしょう。
こうしたトルコによる一連の圧力は外交上の立場を強化する思惑がありそうです。もちろん、眼中にあるのはアメリカでしょう。
米中貿易摩擦 中国の次なる手はレアアースか??
米中貿易戦争が長期化の様相を見せ始めて時間がたっていますが、マーケットでは、中国の次の一手がレアアース関連になるのではとささやかれているようです。
レアアース市場での中国の存在感は、貿易相手国が抱える懸念の代表的なものでしょう。日本もいちどやられました。
中国には世界の埋蔵レアアースの3割程度があり、昨年は生産量の8割が中国産だったようです。
アメリカやその他の国は、中国がその一手をまた使ってきたときの為に色々と準備する必要が出てきているかもしれません。
ブラジル大統領選 右派のボルソナロ氏、勝利
2018年10月28日のブラジル大統領選挙の決選投票で、極右のジャイル・ボルソナロ候補が勝利したようです。
この記事を書いている時点で開票率92%。得票率はボルソナロ氏が56%、左派候補のフェルナンド・アダジ元サンパウロ市長が44%になっているとの事で、ボルソナロ氏が頭角です。
一応マーケットの予想通りになったという事で、これだけで見れば、レアルが激落ちする事はなさそうです。
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