2018年10月7日
アルゼンチンの通貨危機 持ち直し始めたアルゼンチンペソ
10月に入ってからペソが持ち直しています。
2018年10月5日の外国為替市場で1ドル=37.83ペソと、対ドルで前週末比9.1%上昇して取引を終えました。
中央銀行は10月に入ってから、資金需給に応じて政策金利を日々変動させる金融政策を採用し、政策金利が70%を超える状況となっていること、IMFの新たな支援があったこと、等が理由です。
需給に応じた金利を設定する事で、少しずつ金融が正常に機能し始めてくれば、今度は経済の本格的な回復を目指すための政策を実行に移してくフェーズに入りますが、それはまだまだ先の話です。
毎日政策金利を変えるオペを開始
中央銀行は2018年10月1日から、市中銀行から預金を受け入れる際の金利と政策金利を連動させる政策を導入しました。
この金利は銀行間の入札で決まるので、資金の需給により、政策金利が日替わりで変動する事になります。
もう少し細かく言うと、中央銀行は2018年10月から2019年6月までマネタリーベース(資金供給量)の増加をゼロに抑えると表明しているです。
金利を高く保つことで市中に過剰に流通している資金を吸い上げ、通貨の価値を安定させる狙いがあるのです。
ブラジル大統領選挙 中間層や既得権益層はボルソナロ氏支持
アダジ氏の支持率が急伸する中で、これまでばらけていた投票先が少しずつボルソナロ氏かアダジ氏かで別れてきたような感じです。
既得権益層や中間層は、どうやらボルソナロ氏への支持が多いようです。
極右のボルソナロ氏は過去の軍政賛美や差別発言を繰り返す事で、不支持の中間層も多いと言われていました。しかし、アダジ元サンパウロ市長の急追を受け、中間層などの間で危機感を募らせる人も多くなっているようです。
しかし、まだまだ流動的でとうなるか分かりません。もう少し落ち着かない状況が続きそうですね。
インド 政策金利は据え置き
中央銀行は2018年10月5日、政策金利を6.5%で据え置くと発表しました。
市場の事前予想は0.25%の利上げが大勢でしたが、3会合ぶりに据え置いた格好です。
理由としては、足元で通貨安や原油高が進むものの、物価上昇が落ち着いたため、という事のようです。
その一方、金融政策の姿勢を2017年2月から続いた「中立」から「引き締め」に変更しています。
ルピーの安値更新が止まらない中、インドへの投資家としては短期的には少しやきもきしてしまいますが、長期的な観点で『買い』は変わりません。
2018年10月5日
メキシコ 政策金利は維持
中央銀行は2018年10月4日に定例の金融政策決定会合を開きました。
そこで政策金利を7.75%のまま据え置くことを賛成多数で決めました。これで政策金利の維持は2会合連続となります。
この判断の背景としては物価上昇率が目標の3%に向かっている事と、通貨ペソも比較的安定しているから、という所があると思われます。
ロペスオブラドール氏が大統領になってどういった政治をするかでまた通貨の動きは変わるでしょうが、ひとまず2018年10月時点は落ち着いた感じになっているようです。
メキシコに投資すべきか? メキシコペソ・メキシコ株の投資ブログ
ブラジル大統領選挙 アダジ氏の支持率が急伸か??
大統領選挙が迫る中、ルラ氏の後継として急に注目をされているアダジ氏の支持率が急伸しているようです。
ルラ氏の人気に便乗し、過去の軍政賛美や差別発言を繰り返すボルソナロ氏を懸念する有権者の受け皿になっているのでしょう。
アダジ氏が高い支持率になるのは、ボルソナロ氏がなる位なら、彼の方がましという感じの人が多いからという指摘もあり、政策の内容でどこまで国民が判断しているのかは分かりません。
ただ、ルラ氏の後継と前面に出しているのですから、当然財政出動に積極的なはずです。
マーケットとしてはなかなか気が抜けない展開になっています。
インド IL&FSのデフォルトを発端とした信用不安はいつまで続くか
2018年9月後半に起きた大手ノンバンクのIL&FSのデフォルトもインド株式市場に影を落としました。この問題がインド全体の『信用不安』につながる可能性が嫌気されたのです。
同社は社債などの利払いと元本償還の支払いが出来なかったわけですが、負債総額はなんと126億ドル。結構巨大だし、その約6割が金融機関からの借り入れだったので連鎖的な影響が気にされたわけです。
これ受けて、インド政府は2018年10月1日、IL&FSの経営陣を交代させると発表しました。同社が破綻する事態になれば、『信用不安』が広がる恐れがあるためです。景気や市場に悪影響を及ぼさないように
対策を急いだわけです。
このまま事態が収束するとは思いますが、予断は禁物です。
インド 9月は外部要因から株式市場冴えない
インド株式は2018年9月全体で見ると下落しています。
これは、トルコ・ショック、米中貿易摩擦などを背景とした新興国市場全般に対する投資家センチメントの悪化が主要因だと思われます。
長期的なシナリオは『買い』で全く変わっていませんが、直近だけ見ると原油高やルピー安によるインフレは気になりますよね。
先進国の動向 米国長期金利が上昇
2018年10月3日、アメリカの長期金利は3.18%を付け2011年7月以来の高水準を記録しました。
翌日は一段と上昇し、一時3.2%台と11年5月以来の水準となりました。
これまで何度も意識されてきた3%の壁を越えましたね。
直接のきっかけはISMの非製造業景況感が過去最高を更新した事でした。これに加えてイタリア財政問題の前進が伝えられたこともあり、投資家のリスク許容度が高まって、債券が売られ金利が高くなったのです。
アメリカの長期金利が高くなると、新興国通貨からの資金流出が促進されます。新興国へ投資をしている人にとっては、アメリカの長期金利の状況を更に注視していく必要があるかもしれません。
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