2018年9月の動き

2018年9月27日

米中貿易摩擦 中国、関税を再び下げる

中国は2018年9月26日、同年11月から関税を引き下げることを決めました。

対象は機械類、紡績品、紙製品など1585品目にのぼります。

もちろん、昨今の米中貿易摩擦が今回の決定の引き金になっている事は言うまでもありません。

引き下げにより、平均関税率は2017年の9.8%から7.5%まで下がりますが、もちろん意識しているのはアメリカ。

アメリカが保護主義を強めるなか、中国は逆に関税を下げて自由貿易を守る姿勢を訴えているのでしょう。

アメリカも中国を名指しで批判し仲間集めをしようとしている中で中国も仲間集めに必死です。

当面はアメリカと日欧が結託して中国を攻撃してくることを避ける狙いでしょう。

最近の米中貿易摩擦問題について整理してみた

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アメリカ 利上げ

2018年9⽉26⽇、アメリカのFRBが利上げを決定しました。

主要政策⾦利であるFF⾦利の誘導⽬標を、市場の予想通り0.25%ポイント引き上げ、年2.00〜2.25%のレンジにするという内容です。

あとは今後どの様な反応や影響を残していくかですね。

これについては色々な所が大量のレポートを出しています。

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NAFTA再交渉 トランプ大統領トルドー首相との面談拒否?

2018年9月26日、トランプ大統領は、今週行われた国連総会中、カナダのトルドー首相から受けた個別会談の要請を拒否していたことを明らかにしました。

恐らく、アメリカにとって何の進展もないだろうと考えたのでしょう。もしくは脅しの一種なのか。

一方、カナダはそもそもそんな要請はしていないとのコメントを発表しています。

首脳同士でうまく意思疎通が出来なくなっているのでしょうか。この感じだと9月中の合意も難しいのでしょうかね、、、

NAFTA再交渉の経緯 まとめ


2018年9月26日

米中貿易摩擦 USTR代表、中国の経済政策を変える事は容易ではないー問題は長期化??

アメリカのライトハイザー米通商代表部代表は2018年9月25日、中国の経済政策を一段と市場志向型なものに変えていくことは、アメリカがこれまでに導入した関税措置をもってしても「容易ではない」との見解を示しました。

同氏は、中国とこれまで数十年にわたり協議を続けてきたが、政策を変えるには至らなかったため、トランプ政権がしっかりとした調査に基いて関税措置を導入し、直接的な圧力を掛ける方針をとったと指摘したのです。

トランプ大統領は中国発端の知的財産権や強制的な技術移転などの問題がこのまま続くことは容認しないとの立場である事を改めてライトハイザー氏は表明し、事態が長期化する事を示唆しました。

アメリカは既に一国での対中国圧力が十分でないと考え、世界中に仲間集めをしようとしているのでしょうかね。

皆で中国の方針を変えていこう、と。となるとトランプ大統領の外交方針も結構激変したりして。

最近の米中貿易摩擦問題について整理してみた

米中貿易摩擦 アメリカ、第四弾の発動も示唆??

アメリカは、中国製品への第3弾の追加関税を2018年9月24日に発動しましたg、残る全ての品目を対象とした第4弾の発動もちらつかせています。

もし第4弾となると、総額は中国からの輸入額のおよそ半分にあたる2600億ドルになるそう。

消費財の比率がさらに高まる事が予想され、そうするとアメリカの景気もかなり冷え込んでしまう可能性があります。

ただ、徐々にただの選挙パフォーマンスではない長期的な戦略の一環としての関税発動といった感じにもなりつつあり、戦いは長期になる可能性が高まっているようです。

最近の米中貿易摩擦問題について整理してみた


2018年9月25日

メキシコ アメリカとカナダの交渉が不調ならカナダとの二国間合意も模索?

メキシコの次期大統領であるロペスオブラドール氏は2018年9月21日、アメリカとカナダでのNAFTA協議がまとまらなかった場合には、アメリカとは別にカナダとも新たに2国間での貿易協定を結ぶ方針を明らかにしました。

NAFTAが3カ国の協定でなくなってもアメリカ、カナダ双方との関係を維持したい考えのようです。

メキシコ ロペスオブラドール新大統領の政策についてまとめてみた

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2019年インドネシア大統領選挙の経緯とまとめ

を投稿しました。

インドネシア大統領選挙の概況とこれまでの経緯を確認していただくための記事です。

NAFTAアメリカ・カナダ交渉 9月内の合意もまだ見通せず

2018年9月中の決着をめざしてアメリカがカナダのトルドー政権への圧力を強めています。

NAFTA離脱や自動車関税の発動をほのめかしながら、農業で譲歩を引き出そうとしているようですが、カナダ政府は慎重な姿勢を崩していません。

9月中の合意もどうなるか分かりません。

交渉では自動車が改めて争点となっているようです。

アメリカは、乗用車輸入が一定量を超えた場合にのみ高関税を課すという数量規制を導入したいとの考えですが、カナダは導入しても発動しないという確約を求めているようです。

トランプ大統領にとっても、NAFTAの条件見直しを完遂した上で中間選挙に臨みたいでしょう。とするとなるべく早く妥結したいはず。

中国との二正面作戦でアメリカ政府は相当しんどいでしょうね。

NAFTA再交渉の経緯 まとめ

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