この記事では、これまで書き留めてきた記事を改めて時系列に直して整理してみました。
髄更新していきます!
ブラジルの投資で過去の動きがどうなってきたのかを調べるのに是非ご活用下さい!
因みに、本ブログ等は以下です!
ブラジルレアルは上がるのか?現状から今後の行方まで色々なポイントで考えるブログ
【この記事は複数ページあります】
2018年8月
大統領選挙の政見放送開始
2018年8月31日からテレビやラジオでの大統領選挙に関する政見放送が始まります。
過去の選挙ではこの放送が支持率に大きな影響を与えてきたと考えられており、かなり注目されています。
因みに、放送の割り当て時間が長いのはアルキミン氏。既存政党だからという事だと思いますが、彼が汚職疑惑や国民の巨大政党アレルギーを乗り越えどこまで支持を得られるかが、ブラジルレアルやブラジル株に投資をしている人にとっては注目材料となるでしょう。
労働党の候補者はルラ氏以外実質なし
2018年8月、労働党はルラ氏を大統領候補に正式に指名し、ルラ氏の出馬が禁じられた場合の代替候補もいないと表明したのです。
大統領選挙に出馬できない可能性が高いのにこの様な事をするのは理解が出来ませんが、とにかく他に候補者がいなかったのでしょう。
じゃあルラ氏の次の人気者は誰なのかというと、こちらも変わらず右派のボルソナロ氏です。
左派のルラ氏がダメなら右派のボルソナロ氏という事で、世論が真っ二つに割れているのが分かります。これもブラジルレアルをなかなか上昇基調にさせない一つの要因と思われます。
海外投資家にとって希望の星はアルキミン氏でしょう。
ルラ氏を除けば、アルキミン氏の人気は三番手になっています。
アルキミン氏の政策は主な候補者の中でもっとも海外の投資家の懸念に真正面に取り組むものです。つまり財政規律と市場経済を重視したものです。
ブラジルレアルへの投資を行うもしくはすでに行っている人にとっては、かなり大切なイベントになりますよね。
大統領選挙 アルキミン氏の汚職疑惑で更に窮地?
その金融市場で評価されている元サンパウロ州知事のアルキミン氏ですが、在任中に関わったとされる汚
職事件について、検察当局が起訴する可能性があると報じられました。
これによって市場に動揺が広がり、ブラジルレアルも下落しています。
ちょっときついかもしれないですね。既述の通り国民は政治家の汚職に辟易しています。
ただ、どうなるかは全く分かりません。ルラ氏を支持する人たちの票がどこに流れるか分からないからです。決戦投票の可能性はかなり高いと言われています。10月の選挙まで目が離せません。
ボルソナロ氏が一番人気 経済界が期待するアルキミン氏は4位
ボルソナロ氏は少数政党を渡り歩いてきた政治家で、これまで殆ど注目されることはありませんでした。
しかし、汚職や不況などの閉塞感の中、しがらみのなさをアピールして戦ってきたのです。
主に、強いリーダーを求める若年層から支持を得ているようです。
2位以下の候補者は、シルバ元環境相(60)、ゴメス元財務相(60)アルキミン前サンパウロ州知事(65)となっています。
大統領選挙 候補者受付締め切り
そして2018年8月15日、大統領選挙の候補者登録を締め切る事となりました。
汚職で有罪判決を受け収監中のルラ元大統領を含む13人が立候補を表明しています。ただ、ルラ氏の出馬が認められる可能性は低いので、彼以外で人気一位のボルソナロ下院議員(63)を中心に選挙戦がたたかわれる事となります。
2018年7月
2018年7月の金融政策決定会合
2018年7月に、中央銀行のゴールドファイン総裁は、通貨防衛のために利上げをすることはない旨を表明しているので、金利が上がる事はこの時点でないのでしょうね。
2018年6月
ブラジルレアル 2年3か月ぶりの安値
2018年6月には、1ドル=3.9レアル台と2年3カ月ぶりの安値を記録しました。
アメリカの長期金利の上昇で新興国から資金流出が続くなか、トラック運転手のストライキで景気の先行きに不安がある事や大統領選の不透明感が売り材料になっています。
2018年7月~8月にかけては少し元に戻していますね。
大統領選挙の状況
2018年6月下旬現在の選挙戦の状況ですが、左派陣営は分裂・弱体化の傾向にあるようです。中道政党がアルキミン氏擁立で結束すれば、アルキミン氏の優位性が高まる可能性もまだあります。
ただ、中道~中道右派政党(テメル政権の中核を占める政党)は、現時点で最終的な候補者を絞り込めていない模様で、今後の動向が注目されます。
2018年8月末からは選挙戦に大きく影響を与える政見放送も始まる予定であり、それまでに統一候補を決めるなどの対応が必要でしょう。
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