インドネシアの統計・経済データのまとめ

ここではインドネシアの経済、データについてフォーカスしてまとめていきたいと思います。

2021年2月

2020年10-12月は▲2.91%

2020年10-12 月の実質GDP成長率は前年比▲2.91%と3 四半期連続のマイナス成長となるも、マイナス幅は縮小しました。

財輸出を中心とする底入れのほか、インフラ投資の進捗が固定資本投資を押し上げる一方、企業の設備投資意欲は弱く、雇用環境の弱さが家計消費の重石となっています。

2020年通期の成長率、▲2.07%

2020年の経済成長率は▲2.07%となり、アジア通貨危機に伴う1998 年以来22 年ぶりのマイナス成長となりました。

2021年については、政府及び中銀が政策総動員による景気下支えを維持しており、投資環境整備の動きのほか、世界経済の回復期待は景気の押し上げに繋がると期待されています。

ただし、経済のファンダメンタルズが脆弱なインドネシアでは政策の正常化の必要性が迫られる可能性もあるなど、慎重な政策運営が求められます。

2020年11月

7-9月期GDPは前年同期比マイナス3.49%

2020年11月5日、7~9月の実質GDPが前年同期比3.49%減だった事が発表されました。

新型コロナウイルス対策で経済活動が停滞しました。

これで、2四半期連続のマイナス成長となりました。

一般的な定義では、1998年のアジア通貨危機以来の景気後退局面に入ったと解釈できます。

インドネシアは98年1~3月期から5四半期連続で前年同期比の実質マイナス成長を記録しました。

4~6月期の実質成長率は前年同期比マイナス5.32%だったため、ここからは改善しています。

内訳は、

  1. GDPの約6割を占める家計消費が前年同期に比べ、4.04%減
  2. 投資も同マイナス6.48%。
  3. 政府支出は9.76%増

インドネシア政府は10~12月期の成長率をゼロかプラス転換と見込んでいます。

2020年を通じてはマイナス1.7%~マイナス0.6%になると予測しています。

2020年9月

2020年のGDP見通しを下方修正

2020年9月22日、ムルヤニ財務相は2020年のGDPの実質成長率が、新型コロナウイルス感染症の影響で、マイナス1.7%からマイナス0.6%の間になるとの見通しを明らかにしました。

8月に示したマイナス1.1%からプラス0.2%の間との予測を下方修正しました。

ムルヤニ氏は、第3四半期と第4四半期の成長率がマイナスになる可能性があると指摘し、インドネシア経済が景気後退局面にあるとの認識を示しました。

一方で、2021年の成長率はプラス4.5%から5.5%の間を目指すと表明しました。

第3四半期は想定以上のマイナスになる可能性も

2020年9月15日、スリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相は首都ジャカルタに新型コロナウイルス感染防止のための規制が再導入されたことから第3・四半期は予想以上のマイナス成長になる可能性があると述べました。

GDPの約20%を生み出すジャカルタは14日、コロナ対策の規制を導入しました。

規制は2週間の予定ですが、延長される可能性もあります。

財務相はオンライン会見で、今回の規制は3月から6月初めにかけて実施された規制ほど厳しくないものの、経済は自身の予想(0~▲2.1%)よりも大きく縮小する可能性があると指摘しています。

ただ、引き続き第4・四半期は回復するとみており、0.4ー3.1%の成長を予想しました。

「2020年通年の成長率については、引き続き▲1.1%~+0.2%とみている。しかし、ジャカルタの状況を踏まえ、予想の下限になることも想定する必要がある」

としています。

2020年8月

4-6月期GDP、マイナス5%

2020年8月5日、インドネシア中央統計局は2020年4~6月期のGDPが前年同期に比べ5.32%減少したと発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞が響き、1999年以降、四半期ベースで初めてのマイナス成長を記録しました。

新型コロナ感染拡大は外需の低迷やコモディティー価格の低下による輸出の落ち込みや、消費の抑制、企業の投資先延ばしなど、経済に幅広い影響が見られました。

インドネシア財務省は3.5~5.1%落ち込むと予想、市場予想は4.61%減でしたがいずれも下回りました。
以下、内訳です。
  • GDPの約6割を占める家計消費は5.51%減少
  • 約3割を構成する投資は8.61%減少だった。
  • 内・外需双方で景気に急ブレーキが掛かり、農林漁業やIT サービスなど一部を除いて多くの分野で生産に大幅な下押し圧力

インドネシアに限らずですが、今後も正念場が続きそうです。

2020年6月

1-5月の貿易収支は3年ぶりの黒字

1-5月の貿易収支は+43.1億ドルと前年同期の▲21.3億ドルから反転し、3年ぶりに黒字となりました。

例年5月には海外への配当支払いが集中するため、赤字になりやすくなっていましたが、今年は貿易収支の改善もあり銀行間のドル流動性のひっ迫は見られませんでした。

これが昨今のインドネシアルピアの安定性にも一役買っているかもしれません。

2020年5月

4月の自動車販売は急減

2020年5月18日、インドネシアの4月の新車販売が発表され、前年同月比91%減の7871台と、過去最大の落ち込みだったことが分かりました。

インドネシアはタイと並ぶ東南アジア最大の新車市場をもっていますが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月から首都ジャカルタ特別州など国内の各州が大規模な行動制限に踏みきり、需要が急減したようです。

3月の新車販売は7万6811台と、前年同月比で15%減にとどまっていましたが、4月はここから一気に落ち込んでしまいました。

第1四半期のGDPは+2.97%

2020年5月5日発表のインドネシアの2020年1~3月期GDPは、前年同期比+2.97%でした。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞で、2019年10~12月期の4.97%から急速に鈍化しました。

これは統計が残る2001年以降、最低の記録です。

GDPの約58%を占める家計消費は2.84%増と、5.02%だった2019年1~3月期に比べて小幅にとどまったほか、GDPの約32%を構成する投資も+1.7%と、19年1~3月期(5.03%増)に比べ伸びが鈍化しました。

ロックダウンの措置はしばらく継続すると予想され、第2・四半期は大幅なマイナス成長になるとの予想が多いようです。

2020年2月

CPI、1月は前年比で+2.68%

2020年2月3日、インドネシア統計局は1月のCPIを発表しました。

前年比2.68%%上昇で、市場予想の2.86%%を下回りました。

このため統計局は、1月の数字は旧来の方法で算出された昨年12月(前年比2.72%上昇)と比較することはできないとしています。

2019年のGDPは5.02%

2020年2月5日、2019年のGDPの伸び率が18年に比べ5.02%であったとの発表がありました。

背景

米中貿易摩擦による世界経済の減速で資源価格が下落し、国内景気に悪影響を与えました。

物価安定と利下げを追い風に家計消費は堅調な一方、外需の鈍化や企業の設備投資意欲の弱さが重石になっているわけです。

足元では海外からの投資も伸び悩んでいます。

ジョコ政権は税制優遇などの制度を充実させ海外からの投資呼び込みに力を入れています。

具体的数値

  • 2019年通年の伸び率は2018年の5.17%と比べ鈍化。政府目標の5.3%にも届かず。
  • 2019年10~12月期の伸び率は4.97%。
  • 四半期ベースでは16年10~12月期以来、3年ぶりに5%の大台を割り込む。
  • 2019年の自動車販売台数が18年比で1割減少
  • 耐久消費財の消費も陰り。

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