金の動き、金相場についてのまとめ

この記事では、金に関連するニュースについて時系列でまとめていきます!

金と新興国は直接関係はないかもしれませんが、世の中のお金の流れを知る上では重要です。

特に2018年以降、金を巡る動きが活発になっているので、大きなニュースだけこの記事内で扱っていきます。

金価格のチャート、マーケット推移


基本的に、新しく起きたものが上に来るように記述していきます!

4つの金需要

そもそも地上に存在する全ての金には限りがあり、「価値の貯蔵手段」として長らく投資家に愛されてきたという事は言うまでもありません。

それを踏まえて以下に、一般的に金を買う背景を4つ示したいと思います。

  1. 宝飾需要(総需要のほぼ50%)
  2. 投資需要(同25%)
  3. 公的需要(同15%)
  4. 工業用需要(同10%)

が挙げられます。

宝飾需要は、個人の実質所得に大きく影響を受けると同時に中国とインドの動向が重要です。

世界の宝飾需要全体の半分強を中国とインドが占める為です。

公的需要とは中央銀行による金の購入です。外貨準備の一つとして近年ドルから金に変える国が増えていました。

金の工業用需要は元々限定的なので、景気変動に左右され難いという金のディフェンシブな特性を最も表すものですが、工業用需要も幾分かの減少が予想されます。

投資需要は、総需要の僅か25%程度を占めるに過ぎないものの、通常、金価格を左右する鍵と見なされます。

金に投資をしたい場合の選択肢 金の先物、金鉱株・・・

金の魅力は、他の主要資産と連動せず、とりわけ市場の危機時に威力を発揮する傾向が強いということだと思います。

ポイント
「金」は他資産と違った動きをする傾向があるのです。

例えば2018年10月は、株と債券が同時に急落しましたが、金は上昇を続け、2018年10-12月期の期初以降、10%超の上昇しています。

2019年初頭においては、米中の貿易摩擦、BREXIT、イタリアの政局混乱等を考えただけでも、何かマーケットクラッシュを起こしそうな時に備えて、保険をかけておくことは大切です。

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では、金に投資をしたい場合、どうすれば良いでしょうか。

真っ先に思いつくのは金塊とか金の延べ棒、金積立、金の先物買いみたいな所だと思います。

金の延べ棒や、積み立ては少し大変そうと思うなら、金先物や金鉱株のETF等を選択肢とするのも良いかもしれません。

世界経済の懸念や政治的不透明さがあると上昇する金

2019年初頭に金価格が割高ともいえる水準まで上がったのは、BREXITや中東情勢の混迷、米中貿易摩擦などの不安が消えない事の一つの結果だと思われます。

また、以下にも記した通り、アメリカの状況が悪いと上昇するのがトレンドである金なので、現在の投資家のアメリカ経済への不安を映したものでもあると言えるでしょう。

金とドルの関係 お互いの代替資産

金は米ドルの代替資産といわれています。

金価格(米ドルベース)は、米ドルが減価するときに上昇する傾向があるのです。

実際に、過去の金価格(米ドルベース)と米ドル実効為替レートの動きを見れば、概ね米ドルが下落する局面で金価格(米ドルベース)が上昇し、米ドルが上昇する局面で金価格(米ドルベース)が下落していることが分かります。

つまり、米ドルが中長期的に下がると考えれば、金に投資をすると歴史的な観点ではリターンが期待できるという事なのです。

これは、長期的な視点で考えると、金とドルとの供給量の差であるとも言えます。

モノの価値を図る目盛りでもあるドルは長期にわたる通貨供給量の増加によりその価値が低下しますが、金の量はそんなに変わりません。

結果的に、金の価値は長期にわたり対ドルで上昇したと解釈できます。

ただ、短期的にみると金価格は投資マネーの影響で変動し、その主要なドライバーは実質金利と米ドル指数ともいえるのです。

金に投資をするならアメリカの金融政策に注目する

上記の通り、金の動きはアメリカドルと相関があります。

そしてそのドルに大きな影響を与えるのがアメリカの金融政策です。

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2019年3月現在で見ると、FRBがアメリカの金利を上げる可能性はかなり限定的になってきているので、その観点だけで見るとドル安となります。
ポイント
金は実物資産であることから、インフレや有事(リスク回避局面)に強く選好される一方、利息が付かないため、金利上昇局面では弱含む傾向にあります。

もちろん為替の動き、特にアメリカドルは世界中の全ての事象を織り込んで動くのでそんなに単純ではありませんが、金融政策が一つのメルクマールになる事は確かでしょう。

金利を生まない金は、金利上昇が下げ圧力になる

金利を生まない金にとって、金利上昇は強い下げ圧力になります。

その意味で、2018年には一人勝ちと言われたアメリカの経済にも先行き不透明感が強まり、利上げ観測は大幅に後退した2019年は、下げ圧力の一つが無くなったと考える事も出来ます。

歴史的には変動率が高く一方向に行きやすい資産

円建てで投資をする場合の金は、大きく価格が変動するハイリスクな資産であったという歴史があります。

このため、1980年代と1990年代は分散投資に適したものではなかったと言えるでしょう。

例えば、アメリカのニクソン大統領がドルと金の交換停止を突然発表 (ニクソンショック、1971年8月15日)してから金の円建て価格は約8年半で14倍となり204,850円/トロイオンス(1980 年1月21日)の大天井をつけました。

しかしその後は円高になったという事もあり1999年9 月15日まで約20年の長期にわたって下落してきました。

さすがに20年も下落し続ける資産に投資する気にはなりません。

その下落率も-87%に達しています。

ただ、その後1999年の安値から約21年間の間上昇してきたわけです。 価格は底から既に8.01倍上昇しています。

このように金の価格は一方向に動きやすく、ボラティリ ティが高いのが特徴です。

つまり、投資するタイミングを誤ると投資家は大きな損失を被る可能性もあるわけです。

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金の動きについてのまとめ 新興国への投資 | invstem | 金融・投資 | Kindleストア | Amazon

2021年9月

2か月半ぶりの高値

金の国際価格が2カ月半ぶり高値圏に戻ってきました。

指標となるニューヨーク先物市場では3日に一時1トロイオンス1836.9ドルまで上昇し、6月16日以来となる約2カ月半ぶりの高値を付けました。

前週末発表の8月の米雇用統計が市場予想を下回り、FRBが量的緩和縮小を急がないとの見方が浮上して金を買う動きが優勢になったのです。

2021年8月

中銀の金買い再び

新型コロナウイルス禍で中断していた中央銀行の金買いが再び活発になってきました。

4~6月は200トンの購入(購入から売却を引いたネット)となり、四半期としては2年ぶりの高水準となりました。

基軸通貨ドルを発行する米国の金融政策が正常化に向かい国境を越えたマネーの動きが注目されます。

米国の債務やインフレへの懸念から、通貨波乱に備えて新興国がドルよりも金を増やしています。

国別で最も購入量が多かったのはタイです。

4月と5月に合計90トンを購入し同国の金準備残高は6割増えて244トンと過去最高水準になりました。

2番手以下も新興国が並んでいます。

ブラジル中銀は54トンの金を購入し、残高は121トンと2000年11月以来ほぼ21年ぶりの高水準となりました。

同国が金の大規模な購入に動いたのは12年以来9年ぶりです。

一転して金に資金が流入

世界の金融市場で警戒感が高まり、金へ資金が流入しています。

17日の欧州市場では欧州株は軒並み下落し、原油価格も急落した一方、安全資産とされる国債や金にマネーが流入しました。

新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大で中国や米国の経済回復の勢いに陰りが見え、アフガニスタンをめぐる地政学リスクも影を落としています。

金は価格が景気変動の影響を受けにくいことから安全資産とみなされて買われており、16日終値は前週末比0.7%高い1トロイオンス1790ドルでした。

金相場が急落

金相場が9日に一時、3月以来の安値に急落しました。

相場に対する悲観的な見方は増えつつあるようです。

今回の急落はテクニカル要因と低い流動性が重なって増幅されたものですが、そもそものきっかけは先週末の米雇用統計が市場予想を上回る強い内容となり、米経済の順調な回復ぶりが示されたことにあります。

米金融当局が債券購入のテーパリングを開始する準備が整うであろうと、市場関係者はこの統計から読み取りました。

金相場を昨年、過去最高値に押し上げた主要材料の一つが取り除かれる可能性を意味します。

1-6月の地金・コイン需要は過去最高

大規模な経済対策であふれた米国の個人マネーが金の現物に向かっています。

1~6月の地金・コイン需要は比較可能な2000年以降で最高となりました。

宝飾品向けは13年ぶりの水準です。

物価上昇によるお金の価値の目減りを避けるため、個人が資産防衛に走りました。

中国とインドが中心となってきた金の現物市場で、米国が「第三極」として浮上し、金の国際先物相場にも影響を与えています。

2021年6月

3日ぶりに反発

金相場が反発しました。

21日のニューヨーク市場の金先物の終値は1トロイオンス1780ドル台と3日ぶりの上昇です。

16日のFOMCで利上げ前倒し方針が示され、急落するなど動揺してきた金相場は沈静化してきました。

持ち直しの一因はFOMC後に急騰したドルの総合的な強さを示すドル指数の上昇一服があります。

ドル建てでの金に追い風となったわけです。

現物を取引する金ETFにも資金が流入しました。

金価格、1か月ぶり安値

金価格が14日、一時節目となる1トロイオンス1850ドルを割り込み、約1カ月ぶりの安値をつけました。

その後1860ドル台で推移しましたが、直近高値に比べ3%前後安い水準です。

フランスのマクロン大統領が、IMFの金準備を売却すべきだと主張し波紋を呼んでいる事が背景です。

マクロン大統領はG7を前にした10日の記者会見で、アフリカ経済への支援のために金を売却する必要性を主張しました。

新型コロナウイルス禍で価格が上昇したことが背景です。

実際の売却に関しては議決権を多く持つ米国の議会などの賛同が必要で、ハードルが高いとも思われていますが、要注視です。

2021年5月

月間ベースで昨年7月以来の上昇

5月31日のニューヨーク市場で金スポット価格が上昇し、月間ベースでは昨年7月以来の大幅高となりました。

米雇用統計の発表を控え、インフレリスクに関心が集まったようです。

一部の米金融当局者は、インフレを懸念しているものの、基本的には供給不足が和らぐ中で物価上昇は一時的なものにとどまるはずだとみています。

年初来の下げが回復

金スポット価格は5月25日、1%高の1トロイオンス=1899.25ドルと1月初め以来の高水準となりました。

5月26日の取引では昨年末を若干上回る水準で取引されており、年初来の下げを消しました。

3月には一時9カ月ぶり安値を付けていました。

米国の景気回復に伴う物価上昇は持続的ではなく一時的との見方を金融当局者は繰り返し、引き締め政策への動きを巡る観測を退けています。

米国債利回りの低下も貴金属価格上昇を下支えしています。

金は1-3月(第1四半期)に大きく下げたものの、5月は月間ベースで昨年7月以来の大幅高の方向で動きました。

ドルと米国債利回りの低下が、利息を生まない金の魅力を高めることにつながっているわけです。

また、投資家はインフレ懸念が経済成長を損なう恐れに伴い、価値の保存手段としての金に戻りつつあるようです。

新型コロナ下での大量の通貨供給を受け、金の価格は昨年8月に最高値を更新したものの、その後はビットコインが急騰するなか調整局面を迎えていました。

ただ、暗号資産は本源的な価値を持たず、規制の変化にも弱いのが現状です。

通貨価値下落へのヘッジ手段として、金が改めて見直されつつある可能性があります。

約3か月ぶりの高値

5月18日のアジア市場で金価格が約3カ月ぶりの高値に上昇しました。

アジアの一部地域で新型コロナウイルス感染が再拡大したのを受け、世界的な景気回復ペースを巡る懸念が再燃しました。

金スポット価格は一時0.4%高の1トロイオンス=1873.82ドルと、1月29日以来の高値になっています。

2021年3月

金が株のヘッジ対策として働かず

金は株など他の資産の動きやインフレに対するヘッジとして効果が薄れています。

また、当然のことながら景気回復のペースが加速した場合に逆風に直面します。

ブラックロックによれば、金とリスク資産の正の相関はテクノロジー株と比較すると特に強いと指摘しています。

また、インフレに対する金のヘッジ力は少し誇張されており、何世紀もという非常に長い期間については妥当な価値の保管場所になるものの、大抵の投資期間ではあまり当てにならないと指摘しています。

新型コロナウイルス禍からの景気回復に弾みがつき米国債利回りが上昇する中で、金相場は今年に入って下落しています。

2021年1月

金価格は今年上昇?

ワールドゴールドカウンシルは1月14日、今年の金価格について、緩やかに上昇すると予想しました。

昨年は+24.6%と大きく上昇しています。

上昇の背景として、世界的な低金利環境の継続に加え、世界の経済状況の改善に伴なう宝飾品需要の回復を挙げています。

金の価格は、コロナウイルスの影響によって資金の逃避先として投資マネーが流入して8月上旬に2,000米ドル台の史上最高値をつけました。

ただ、その後事態は落ち着くと、金価格は1,900米ドルを下回る水準に下落していました。

2020年12月

ビットコイン台頭で金は長期低迷?

JPモルガンによれば、仮想通貨の台頭は、金の下落を招くという事です。

投資資金は10月以降、ビットコイン価格に連動するファンドに押し寄せた一方、金からは流出しました。

この傾向は暗号資産のポジションを構築する機関投資家が増えるのに伴い、長期的に継続する可能性が高いようです。

機関投資家によるビットコイン採用はまだ始まったばかりである一方、金は多くの機関投資家が投資しています。

ビットコインはまだ投資家が増えていく可能性が多い一方で、金はそうではないという事です。

2020年11月

遠のく2000ドル

金相場が調整色を強めています。

新型コロナウイルスのワクチン開発期待を背景に、金には下げ圧力がかかりやすくなっているようです。

11月9日には1900ドル台半ばから一時100ドル超安と大きく値を下げ、その後の戻りも良くありません。

年末にかけてファンドなどの利益確定売りに押され、相場が軟調に推移しやすいという「年末安」の季節性も指摘されています。

今年の夏につけた史上最高値の1トロイオンス2000ドル台の再突破はしばらく遠のいたとの見方が多いようです。

コロナウイルスのワクチン報道で金価格は下落

2020年11月9日、新型コロナウイルスのワクチンに関する前向きなニュースを受けて、金は下落しています。

ワクチンが早期に実用化され、経済活動が早期に正常化するとの見方が広がり、世界の株式市場は大きく反発した一方、金は下落しました。

金価格の極端な変動の背景には、アメリカ大統領選を終えてワクチンの実用化やそれに伴う世界経済の早期の回復、一部の中央銀行による金融緩和策見直しの動きなどまで一気に織り込むような動きになったものと考えられます。

2020年9月

リスクオフでも金価格は下落

マーケットがリスクオフとなる中安全資産であるはずの金も値下がりしています 。

安全資産の金がリスクオフで下落するのはFRBの金融緩和に対する過度な期待の修正と言えます 。

つまり、FRBの金融緩和への期待を背景に動いていた資金の逆回転が起こっているということです。

FRBは金融政策の枠組みを見直し 、8月27日に柔軟な平均インフレ目標の導入を発表しました。

市場は更にフォワード ・ ガイダンスの強化を期待したが 、FRB高官は株式市場の過熱を警戒するコメントを発するなど、過度な金融緩和への期待をけん制しました。

そして 、9月16日に示された新たなフォワード ・ ガイダンスは若干抽象的な表現にとどまってしまい、市場の期待は裏切られる形となりました。

ただ、もとはと言えば、今年7月から8 月上旬にかけての金価格の上昇は 、昨年来の金価格とアメリカの実質金利の関係性を逸脱した動きだったと言えるでしょう。

8月以降 、実質金利はマイナス1辺りで横ばい推移となっており 、この水準は昨年来の関係からいえば金価格の1850ドルに相当します。

今はそこに向けた調整が起きていると言えるかもしれません。

また、直近で金価格はユーロとの連動性も高まっています。

ユーロもFRBの金融緩和とドル安への期待というテーマで買われてきました。

投機筋の先物ポジションも過去最高水準にユーロ買いに偏っている状況です。

FRBの金融緩和に対する過度な期待の修正でポジションの圧縮が進むのであれば、ユーロ安とともに金価格の下落も続く可能性があります。

2020年8月

記録的な上昇が続く?

金相場が「著しい通貨安」や追加刺激策への期待を背景に記録的な上昇が持続するとスカイブリッジ・キャピタルが予想しています。

同社は2011年に金投資から手を引いていましたが、最近になってエクスポージャーを増やしています。

スカイブリッジはユーロや人民元、新興国通貨を列挙し、

「通貨安について考える際、ドルが何に対して下落するかが問題だ。世界中を見渡しても、代替通貨に色めき立つのは困難だ。そのため金が自然な成り行きで代替通貨になるのは明らかだ」

と述べています。

期近物も1トロイオンス2000ドルを超えて終了

2020年8月4日、ニューヨークの金先物取引(期近物)は前日比+1.7%の1オンス=2,021.0ドルで取引を終了しました。

金先物は7月23日に、2011年8月に付けた過去最高値をおよそ9年ぶりに更新した後も騰勢が続いていました。

金先物価格上昇の背景は既述の通り、新型コロナウイルス感染拡大によって大きく落ち込んだアメリカ経済の先行きに対する市場の慎重な見方に加え、米中対立激化の懸念が挙げられます。

2020年7月以前

以下よりご確認頂けます。

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