金の動き、金相場についてのまとめ

この記事では、金に関連するニュースについて時系列でまとめていきます!

金と新興国は直接関係はないかもしれませんが、世の中のお金の流れを知る上では重要です。

特に2018年以降、金を巡る動きが活発になっているので、大きなニュースだけこの記事内で扱っていきます。

金価格のチャート、マーケット推移


基本的に、新しく起きたものが上に来るように記述していきます!

金に投資をしたい場合の選択肢 金の先物、金鉱株・・・

金の魅力は、他の主要資産と連動せず、とりわけ市場の危機時に威力を発揮する傾向が強いということだと思います。

ポイント
「金」は他資産と違った動きをする傾向があるのです。

例えば2018年10月は、株と債券が同時に急落しましたが、金は上昇を続け、2018年10-12月期の期初以降、10%超の上昇しています。

2019年初頭においては、米中の貿易摩擦、BREXIT、イタリアの政局混乱等を考えただけでも、何かマーケットクラッシュを起こしそうな時に備えて、保険をかけておくことは大切です。

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では、金に投資をしたい場合、どうすれば良いでしょうか。

真っ先に思いつくのは金塊とか金の延べ棒、金積立、金の先物買いみたいな所だと思います。

金の延べ棒や、積み立ては少し大変そうと思うなら、金先物や金鉱株のETF等を選択肢とするのも良いかもしれません。

世界経済の懸念や政治的不透明さがあると上昇する金

2019年初頭に金価格が割高ともいえる水準まで上がったのは、BREXITや中東情勢の混迷、米中貿易摩擦などの不安が消えない事の一つの結果だと思われます。

また、以下にも記した通り、アメリカの状況が悪いと上昇するのがトレンドである金なので、現在の投資家のアメリカ経済への不安を映したものでもあると言えるでしょう。

金とドルの関係 お互いの代替資産

金は米ドルの代替資産といわれています。

金価格(米ドルベース)は、米ドルが減価するときに上昇する傾向があるのです。

実際に、過去の金価格(米ドルベース)と米ドル実効為替レートの動きを見れば、概ね米ドルが下落する局面で金価格(米ドルベース)が上昇し、米ドルが上昇する局面で金価格(米ドルベース)が下落していることが分かります。

つまり、米ドルが中長期的に下がると考えれば、金に投資をすると歴史的な観点ではリターンが期待できるという事なのです。

金に投資をするならアメリカの金融政策に注目する

上記の通り、金の動きはアメリカドルと相関があります。

そしてそのドルに大きな影響を与えるのがアメリカの金融政策です。

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2019年3月現在で見ると、FRBがアメリカの金利を上げる可能性はかなり限定的になってきているので、その観点だけで見るとドル安となります。
ポイント
金は実物資産であることから、インフレや有事(リスク回避局面)に強く選好される一方、利息が付かないため、金利上昇局面では弱含む傾向にあります。

もちろん為替の動き、特にアメリカドルは世界中の全ての事象を織り込んで動くのでそんなに単純ではありませんが、金融政策が一つのメルクマールになる事は確かでしょう。

金利を生まない金は、金利上昇が下げ圧力になる

金利を生まない金にとって、金利上昇は強い下げ圧力になります。

その意味で、2018年には一人勝ちと言われたアメリカの経済にも先行き不透明感が強まり、利上げ観測は大幅に後退した2019年は、下げ圧力の一つが無くなったと考える事も出来ます。

2019年9月

金の上昇一服するも、まだ上昇する??

金価格の上昇が一服したようです。

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背景を教えて下さい

米中貿易摩擦の懸念が後退し、株式などリスク資産に投資マネーが集まった結果、金が売られた、という事でしょう。

ただ引き続き状況は不透明です。まだ今後金が値上がりする可能性は十分あります。

【2019年8月21日~9月21日までの金価格の推移(出所:TradingView)】

2019年9月のFOMCでは7月に続く利下げを決めました。
普通、金利のつかない金にとり利下げは買い材料ですが、引き下げに反対する参加者が出たことで、2020年以降の利下げまで織り込んだ金の買いが止まったという事が考えられます。

ただ、金価格が1500ドルを大きく割り込むとの見方も少ないようです。

一進一退の貿易摩擦の経緯を知っている事もありますし、地政学リスクも関係しています。

一筋縄で今の不景気が良くなるとは思っていないのです。

米シティグループは最近、今後2年の間に金価格が1トロイオンス2000ドルを突破すると予想するリポートを出しました。

今後どうなっていくか引き続き注視する必要があります。

金と金鉱株はどちらが良いのか??

金価格が上がるというニュースは今年に入って何度も聞くところです。

その金へ投資については、金そのものと金鉱株の二つがあるのだと上記で説明をしています。

今、金への直接投資ときんこ金鉱株ではどちらが優位なのでしょうか。

教科書的には・・・

金価格が上昇する局面では実物資産の金よりも優位と考えられてきました。

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なぜでしょうか??

金鉱山会社はレバレッジを利かせた投資が自身で出来ますから、金価格以上に利益を増やすことができる為です。

しかし、ここ10年間の上昇局面ではこのルールがあまり通用しませんでした。

つまり、金鉱山株のパフォーマンスが金価格に対して劣っていたのです。

それは、金鉱山株式が金価格以外にも経営上の様々なリスクを内包していて、金そのものよりもボラティリティが高いからと考えられます。

このため、もし通貨戦争でより金の選好が高まるから金か金鉱株のどちらかを買おう、という程度のものならば、あえて金鉱株に投資をする必要はないでしょう。

実物資産の方がリスクが少なくて済みます。

2019年8月 先高感引き続き強い

先高観強いの強い相場に

金の先高観が強い状況です。

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目先の需給動向を反映する期近物と、今後の動向を映す期先物の価格差が広がっているようなのです。

FRBの利下げがあった7月末から目立ち始め、8月20日前後だと価格差は1トロイオンスあたり10ドル程度となっています。

直近の金価格

ニューヨーク先物価格において、

期近物(2019年8月物):1トロイオンス1500ドル前後

期先(2019年12月物):1510ドル前後

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これほどの価格差は2018年年7月に1日だけありましたが、今回は3週間も続いており、かなり異例です。
普通、金投資では・・・

先物市場では決済期限が遠い期先の限月になるほど割高になると言われています。

金に投資する際の資金調達コストや保管コストを反映するためです。

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それでも、10ドルも差があるのはすごい事です。

それだけマーケットが現在より近い将来(例えば12月)の方がリスク型買う、金価格を押し上げる材料が豊富だと認識しているという事なのでしょう。

景気後退となれば政策金利は一段と引き下げを余儀なくされるため、相対的に金の魅力度は高まり、また、通貨戦争の懸念のため金への支出はなおさら価値あるものに見えるようになっているのかもしれません。

金価格が一時1500ドル超える

金の価格が一時、6年4カ月ぶりに1トロイオンス1500ドルを突破しました。

【金価格の推移(2019年8月8日までの直近5日間)出所:TradingView】

もちろん背景は米中摩擦激化による景気後退懸念とアメリカの利下げの思惑です。

市場では、米中対立の構図が変わらない限り、金が売り込まれるシナリオは考えにくく、当面は1500ドル前後が続くのではないかととみている人が多いようです。

FRB後、金価格は引き続き高値更新

金価格が高値を更新しています。

7月末のFRBの利下げ直後、材料の出尽くし感から金市場の初動は売りとなりましたが、1トロイオンス1400ドルの大台は維持しました。

そしてその後、むしろ1440台も突破するなど高値を更新したのです。

【2019年7月のFRB前後の金価格の推移(出所:TradingView)】

教科書的には・・・

普通、アメリカの利下げは、ドル安・金利低下につながり、それは利息を生まない金投資のデメリットが減る事を意味する為、金買いにつながります。

今回のパウエル議長の発言は「緩和政策が継続的でない」と捉えられたため、金に対して失望売りがかさんでもおかしくありませんでした。

ただ、実際は金価格はすぐに戻りました。

金価格を支えたのはFRBの金融政策の手詰まり感だったと考えられます。

マーケットは利下げを織り込み済みだったので、もはや利下げの有無よりも景気減速に対して金融政策がどう対応していくのかが注目されているわけです。

しかし、実際景気下支えの必要性が高まった状況でも、マーケットは今のFRBのスタンスでは有効な手段を打ち出しにくいと考えていて、景気減速リスクが意識され金が買われていると見られます。

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もう一つ、アメリカの信認の低下も相場を押し上げると見ている人たちもいるようです。

2019年7月22日、アメリカ政府の債務上限の引き上げや歳出予算の増額で大枠合意し、この結果アメリカの財政赤字は年1兆ドルを突破する事が現実的となっています。

ドルを持つよりも金を持つ方が安全だと考える投資家が増えているのです。

参考データ

各国中銀による金の純購入量は2019年上半期で364トンと過去最高のペースとなっていて、特に中国やロシアなどが米国債から金へのシフトを着実に進めています。

金のETFの合計残高も2019年6月末時点で2550トンと6年3カ月ぶりの高水準に達しています。

金の価格は引き続き底堅い展開が続くかもしれません。

2019年7月 金は引き続き堅調

個人の金取引が増加

貴金属地金の販売会社によると、2019年上半期の金地金買い取り量が前年同期に比べ6割増になったようです。

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上半期では13年以来の高水準だそうです

背景には、

  • アメリカの利下げ観測
  • 米中対立
  • 中東情勢の緊迫

等、相場の見通しを不透明にする要因が多かったことがあるでしょう。

MEMO

国内の買い取り価格も大台とされる1グラム5千円を超え、個人の持ち込みが加速したようです。

中国、引き続き米国債を売却し金を購入

中国の2019年5月の米国債保有額が2019年4月に比べ28億ドル減少しました。

背景には、見通しのつかない米中貿易摩擦があるのは間違いないでしょう。

中国は元相場と同様に米国債も駆け引きに利用しているといった指摘は多く見られます。

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ただ、米国債より流動性や信用力の高い運用先は存在しないため、少しずつ保有を減らしているとの見方もあります。

そして、中国は米国債の入れ替えのように金を積み増しているようです。

中国人民銀行(中央銀行)によると、6月まで7カ月連続で金の保有量を増やしているようです。

金が6年ぶりの高値

2019年7月3日に金の価格が6年ぶりの高値をつけました。

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6月中旬に米利下げ観測を背景にかなり上昇した後一服し、その後再び上昇基調となったのです。

やはり市場の注目は通商リスク。

米中首脳会談直後の7月1日、金は1トロイオンス1380ドル台と、前日比20ドル強の下落でした。

しかし、7月2日から相場は再び上昇し、7月3日には1420.9ドルと、2013年5月以来の高値をつけたのです。

ポイント
世界的な金融緩和で株価が上がる中でも、貿易摩擦による景気冷え込みリスクが投資家の頭によぎり、金の買いに走っていると思われます。

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これと同じくして、金のETFへの長期資金も流入しているようです。

金価格と連動したETFの保有する現物の残高は1735トンと1カ月で70トン(4%)増え、4カ月ぶりの高水準に達しているようです。

2019年6月 リスク回避から金価格上昇

金価格は引き続き堅調

金価格は6月下旬現在においても堅調です。

背景としては、

  • イラン情勢の緊迫化
  • 米中貿易摩擦の不透明感
  • アメリカの利下げ期待の高まり
  • 世界的な金利低下傾向

等でしょう。

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金には金利収益がありませんが、先進国の金利はマイナスになっていたりするし、米国債についても利回りが大幅に低下しているので、金が買われやすいのでしょう。
MEMO
直近では金価格のみならず米国株も史上最高値圏で推移しているので、まだ金に逃避しなくて良いでしょう。株価が下落したタイミングで、皆が金になだれ込むタイミングを見計らって投資すると、効率よくリターンが稼げるかもしれません。

リスク回避モードで金が急伸

2019年6月に金価格が急伸しています。

2019年4月以降大きな動きがなかった金マーケットですが、貿易摩擦リスクの高まりで3カ月半ぶりの高値を付けています。

近時のアメリカの緩和姿勢への転換など、金利上昇サイクルが終われば、1トロイオンス1350ドルの「天井」を突き抜ける可能性もあります。

金のニューヨーク先物は足元で1トロイオンス1330ドル台で推移しており、5月末の安値から5%上昇しています。
リスク回避で、米国債と金に買いが集まった形です。

2019年5月 米中協議決裂で金価格上昇か?

米中貿易摩擦激化で金は上昇するか

2019年5月は米中貿易摩擦が激化したタイミングという事で、今後の世界景気や、世界一金需要のある中国の景気減退によって通貨よりは金を持つという人が増える可能性があるので、買い、といえるかもしれません。

ただ、2019年5月現在では金価格はそこまで上昇していないようです。

金の現物価格は2019年5月中旬で1オンス当たり1296ドルあたりで、昨年末を1%ほどしか上回っていない状況です。

第1・四半期中には2月20日に一時1346.73ドルに達しましたが、そうした値上がり分はほとんど帳消しになっている状況です。

ETFからの買いが入っていないからだと思いますが、それでも今後より世界景気が悪化すると考えるなら、金を一つの投資先候補として挙げていても良いかもしれません。

2019年4月

金相場は伸び悩む

最近金の上値が重いようです。

アメリカや中国の景気が底堅いとの見方が長期金利を押し上げ、金利が付かない金の価格を抑えているのです。

景気が良くなると判断されるときは金は冴えません。しょうがない所です。

ただ、BREXITや中東情勢など、金を上昇させる要因がないわけでもないのです。

それでもなかなか上がらないのは、2015年のアメリカの利上げ開始以降、相場の上値がほぼ1350~1370ドルにとどまった経験則があると思われます。

例えばアメリカの利上げに懐疑的な見方が出た2016年には、BREXITも決まり心理的な不安感が高まったものの、1370ドル台どまりでした。

もっと悲観的なニュースが継続的に出てこないと金の上値は重そうです。

2019年2月

FRBの利上げ観測後退も金価格上昇に寄与

一般的に安全資産とされる金ですが、2019年2月現在においては、米中協議への楽観論などでリスク資産の原油や株式が買われるなかでも、年初比で5%高い状態となっています。

2019年2月現在の国際指標のニューヨーク先物は1トロイオンス1340ドル台で推移。

背景には米金融政策の動向があると思われます。

FRBのパウエル議長は利上げを見送る考えを繰り返し表明した事です。これによって金利のつかない金への投資を後押ししているのだと思われます。

中国、外貨準備としての金保有残高が二か月連続で増

中国が認か月連続で外貨準備での金の保有を増やしたようです。

2019年1月末の保有量は前月末比12トン多い1864トン。

一方で、米国債の保有は昨年夏から減らし続けています。

ドル離れは、アメリカへのけん制もあると思われます。

特に2月11日から北京で始まった貿易協議での、といった所だと思います。

各国中央銀行の金投資の背景

各国中央銀行はアメリカが金本位制と決別した1971年以来で最大量の金を購入しています。

これは価格上昇を見込んでというのではなく、ドル支配が徐々に崩れていくプロセスの始まりと見られています。

各国中央銀行が昨年購入した金は合計651.5トンで、過去2番目に多かったようです。

国別としてはロシア、カザフスタン、トルコの購入が多かったようですが、昨年はポーランド、ハンガリー、インドもこれに加わりました。

各国中央銀行が金投資をする理由

いくつかあると思いますが、例えば

  1. 地政学的なリスクが高まっている
  2. アメリカが基軸通貨の持つ威力をあからさまに行使する事を恐れている
  3. 中国の台頭

等があげられるでしょう。

2はアメリカが自分でまいている種という言い方が出来るかもしれません。

3については、中国が世界のGDPの約20%を占めていて、貿易高も世界貿易の1割以上に及んでいるのに、世界の外貨準備に占める人民元の割合は2%にしか過ぎないという背景があります。もっとも、中国は一帯一路戦略を使って人民元決済の機会を増やそうと頑張り始めていますが。。。

中国が基軸通貨国として台頭すると、今のアメリカよりももっと覇権主義的な行動に出ないかと心配になってしまいます。

金銀格差がリーマンショック並みに

金と銀の価格差がリーマン・ショック並みの高水準にあります。

産業用の需要比率が高い銀の上値が重い一方で、金は逃避マネーの流入が活発になり上昇中です。

近年はドル高などで上値が重くなった金でしたが、銀と比べると世界経済の不安を反映して、価格がどんどん上がってきています。

金銀格差が83倍 リーマンショック並みに

金と銀の関係を示す指標には、金の価格を銀で割った「金銀比価」が使われます。

2019年2月上旬において、金の国際価格は1トロイオンス1310ドル前後と銀(同15.7ドル前後)の83倍になっています。

中国の景気減速懸念を背景に買われた2016年2月には80倍を記録しました。

その後いったん下がりましたが、2017年から再び上昇し現在に至ります。

因みに過去20年間の平均は60倍程度だったという事です。最近で一番高かったのはリーマンショックの時で84倍、90年代の湾岸戦争時は100倍だったという事です。

2019年1月以前

2018年の中央銀行等公的機関の金の購入量、過去最多

2018年に各国の中央銀行や公的機関が購入した金の総量が、1971年以降で最高となったようです。

米中貿易戦争等で政治・経済に不確実性が高まり、ドル中心の外貨準備のリスクを分散する動きが表れたようです。

中銀など公的機関の金購入量は651.5トンと前年比で74%増え、これまっで過去最高だった2013年の実績を超えました。

中央銀行による金の買い越しは、2010年以降9年連続となる。因みに、2010年は欧州債務危機があった年です。

中国やハンガリー、ポーランドも購入

興味深いのは、これまで金購入を手控えていた国が新たに保有量を増やしたことです。

2018年10月にはハンガリーの中央銀行が保有量を10倍に増やしたほか、ポーランドも25.7トン増やしたようです。

これまで動きが乏しかった中国も10トン増加しています。

ドル離れと表裏一体

変動リスクが高いドル離れも一因です。

ロシアをはじめ、多くの中央銀行がドル建ての資産を減らし金の割合を増やしています。

ドルへの国際的な信認が低下し、ドルの代替となる金への乗り換えにつながっているという事でしょう。

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