【最新】インド株式の動きとまとめ

ここではインド株式の動きについてフォーカスしてみていきます。SENSEXなどインド株式指数の動きなどを中心に定点観測していきます。

金融政策や政治的な動きについては別の記事でご確認ください。

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インドの株式指数(チャート)の推移

インドの代表的株式指数、SENSEXの推移です。


2020年5月

当面、上値は重そう

インド株式市場は、世界の株式市場と比して出遅れ感が出始めているようです。

インドの場合、ロックダウンによる経済活動の停滞や、新規感染者増加から当面上値が重い展開が続きそうです。

インドの経済成長見通しも4月以降大きく下方修正されており、投資家心理が好転するには、新規感染者数のピークアウトなど、コロナウイルス問題の出口が見えてくることが必要そうです。

追加対策発表でも株価は下落

2020年5月13日以降に発表された経済対策後でも、株価は軟調です。

既に公表された計5.5兆インドルピー(約8兆円)強の措置を含んでいたことへの失望や感染者数が足元急増していること等が嫌気されたようです。

5月15日のインド株式(SENSEX指数)は経済対策発表前の11日より下落しました。

2020年4月

4月は緩やかに上昇もまだ低水準

2020年4月のインド株式市場は、緩やかな上昇となっています。

背景

アメリカFRBの2.3兆ドルの資金供給策などからリスク選好の動きが強まり、先進国の株式市場が大きく上昇して、インド株も上昇しました。

インド株式市場は、ロックダウンによる経済活動の停滞や、感染者拡大への懸念から上値が重い状況です。

ただ、インド政府が3月に発表した第1弾の経済刺激策に続く第2弾の経済対策を準備していることはプラス材料です。

また、原油安もインド株式市場にとって中長期的にはプラス材料です。

2020年3月

今後のインド株式の展望は?

インド政府がアメリカ等と同等の大規模な財政出動に踏み切ったり、RBIが物価安定予想等を背景に利下げを再開すれば投資家心理は大きく改善し、上昇の足掛かりとなる可能性があります。

3月は大幅売り越しとなっている海外投資家の資金の戻り具合も重要です。

いずれにせよ、感染者数の抑制が確認でき、落ち着きを取り戻すまでしばらくは耐え時でしょう。

前向きなポイント

  1. 国民の60%は農業従事者であり、経済は内需主導型であること。
  2. 特に、3〜6月に収穫期を迎える作物は今季豊作との期待があり、農村部で可処分所得の増加が期待できること。
  3. 原油安
  4. 予想PERが約4年ぶりの水準に低下する等、足元のインド株は割安感や売られ過ぎ感の強い状態にあること。

これらを勘案すると、条件がそろえば戻りの余地は大きいものと考えられます。

3月23日も大幅下落

インド株式は3月23日にかけて大きく下落し、SENSEXは前週末比13.2%下落の25,981.24ポイントで引けました。

これはモディ首相が突如高額紙幣の廃止を表明し、市場の混乱が続いていた2016年12月以来、約3年3ヵ月ぶりの低水準です。

背景

  1. モディ首相が22日に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一日に限り試験的に全土に外出禁止令を出したこと
  2. 主要国政府や中央銀行が積極的な対策を講じている一方でインド政府やインド準備銀行は特段の措置を講じなかったこと

等が投資家心理を大きく悪化させたものと思われます。

海外投資家は3月月間でインド株式を過去最大となる8,340億円売り越しているようです。

コロナウイルス問題で急落

インド株式市場は3月に入り、新型コロナウイルス問題で他の株式市場同様に急落しました。

株価指数のSENSEX指数は、月初は38,000ポイント台にあったものの、その後きつい下げが続き3月18日には、29,000ポイントを割り込みました。

下落率は20%を大幅に上回り、弱気相場入りとなりました。

景気の落ち込み懸念からリスク回避の資金流出が続き、海外投資家によるインド株式の大幅な売り越しが継続しています。

インドの通貨ルピーの対米ドル相場が過去最安値を更新するなか、当面株式市場からの資金流出圧力が続きそうです。

しかし、株式市場の急落に伴い、予想ベースのPERは14年以来の13倍台、PBRは13年以来の2.3倍に低下するなど、株価のバリュエーションに割安感が出ており、落ち着き後に買いが入りそうです。

2020年2月

インド株、切り返して高値圏でもみ合い

2月始めに急落したインド株はその後切り返して、高値圏でもみ合っている状況です。

SENSEX指数は、2月1日発表の新政府予算案に失望し急落しました。

節目の40,000ポイントも割り込みました。

しかし、中国当局の資金供給などで中国株が上昇すると、新型コロナの懸念も短期で収束するとの期待などが後押しする形で反発しました。

その後は、通信会社への貸倒懸念から銀行株が売られたことなどにより上値が重くなり、41,000ポイントを挟み、もみ合う展開となっています。

引き続きバリュエーション的に高い状況が復活していますので、上値は重いという見方が大勢です。

高値圏で振れ幅の大きい展開も、上値は限定的?

2020年2月上旬現在、インド株式市場は、最高値圏で振れの大きい展開になっています。

SENSEX指数は、米中通商交渉の第1段階での合意を受けて、1月14日に引け値ベースで史上最高値を更新しましたが、新型コロナウイルスへの警戒が広がったことから下落に転じました。

その後2月1日に発表された新しい政府予算案については、市場の期待に届かなかったことから急落したものの、中国当局の資金供給などで中国株が下げ止まると、インド株も買戻しが入り、急反発しました。

新型コロナウイルス懸念と引き続き厳しい景気見通し、芳しくない企業業績見通し、引き続き割高感の残る株価バリュエーションによって、すぐに大きな上昇に結び付く事は難しいかもしれません。

2020年1月

2019年インド株式の外観

2019年のインド株式市場は年初来で14%の上昇で終わりました。

2019年のインド株式を表現すると、不景気とそれを補うための積極的な金融緩和、そして政治面では与党の総選挙勝利、がポイントでしょう。

年初から年央にかけてはインド株式市場は上昇したものの、その後は景気減速を背景に調整局面を迎えました。

しかし、さすがにまずいと思った政府が8月以降相次いで景気刺激策を打ち出したことや、また外部要因として米中通商協議の進展期待が高まったことなどから、持ち直しを見せました。

最終的には、年末に近づいていくと投資家のリスク選好姿勢が強まり、上昇基調をたどる形となりました。

主要株価指数のSENSEX指数は12月に過去最高値を更新しています。

2019年12月 SENSEXは最高値更新

12月は高値圏でもみ合い

2019年12月のインド株式市場は、高値圏でもみあっています。

SENSEX指数は、11月28日に史上最高値を付けた後、上値が重くなっています。

上値が重くなっている背景

  • 11月29日に発表された7-9月期のGDP成長率が6年半ぶりの低水準にとどまったこと
  • 12月5日にインド準備銀行が予想に反して追加利下げを見送ったこと

等でしょう。

ただ、その後、米中の1段階合意やBREXITにおける展開が見通せたこと等、海外要因でリスク選好姿勢が強まり、再び最高値に迫る展開となりました。

12月時点では、中央銀行の次の動きが注目されています。

インフレが高いわりに景気は悪く、難しい判断が予想される為です。

2019年11月

11月下旬にSENSEXが過去最高値を更新

2019年11月時点のインド株式市場は、堅めの動きをしています。

米中貿易協議の進展期待などから投資家のリスク選好が強まり、インド株式市場にも買いが入っているのだと思われます。

2019年11月26日、中国は米中が貿易協議「第1段階」の合意に関して電話会談を行ったと発表しましたが、市場はこれを好感して、SENSEX指数も同日場中に初めて41,000ポイント台を付けて、過去最高値を更新しています。

この意味では引き続き割高感があるのでは、との指摘もあります。

ただ、中長期的な観点で見ればまだまだ上昇余地がある事に変わりはありません。

タイミングを見計らって時間分散をきかせながら投資していくのが良いでしょう。

インド株式、外部要因が落ち着いたことなどから堅調

2019年11月中旬現在、インド株式市場は堅調な動きとなっています。

堅調な背景

米中が貿易交渉で暫定的に部分合意に達したことや、BREXITの「合意なき離脱」の懸念が後退したことで世界的な投資家のリスク選好姿勢の強まりが背景と考えられます。

政府が9月に発表した法人税減税に伴う7-9月期の企業業績の上振れも後押しし、代表的な株式指数のSENSEX指数は6月以来の40,000ポイント台を回復し、終値ベースで過去最高値を更新しました。

今後の見通し

2019年9月以降、更に大きく上昇するかと言うと難しいかもしれません。

最近の相場上昇で株価バリュエーションが高まっていることや、先行きの景気減速懸念が台頭するリスクなどがあるためです。

2019年10月

10月後半は外部要因と減税で持ち直す

インド株式市場は10月上旬に下落したものの、その後は外部要因と法人税減税に伴う企業業績の上振れを好感して、持ち直しました。

外部要因とは米中貿易交渉での部分合意や、BREXITを巡るイギリス・EU間の条件合意でしょう。

【2019年10月のSENSEXの推移(出所:TradingView)】

代表的な株式指数のSENSEX指数は39,000ポイント台を回復し、7月上旬以来の高値圏にあります。

インド株式、減税発表後、勢い続かず

インド株式市場は、9月20日の大幅な法人税減税を発表による上昇が長続きせず、利食い売りや世界景気の減速懸念に押されて下落しています。

【2019年9月7日~10月7日までのSENSEXの推移(出所:TradingView)】

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SENSEX指数は、9月に3.6%高となりましたが、10月に入り軟調です。

尚、10月4日、中央銀行が利下げしましたが、これは予想通りだったため買い材料とはならなかったようです。

2019年9月 減税政策発表後、インド株は急上昇

大幅な減税策発表で爆騰

2019年9月のインド株式市場は景気減速観測懸念等でなかなか上昇しない展開となっていましたが、政府が9月20日に大幅な法人税減税を発表したことを受けて、企業収益の改善や景気の回復期待から急上昇しました。

代表的な株式指数であるSENSEX指数は、19日の引け値から2営業日で、8.3%高となりました。

【2019年9月20日~25日のSENSEX指数の推移(出所:TradingView)】

法人税減税の恩恵を大きく受ける金融や製造業の銘柄がSENSEX指数の上昇をけん引した形です。

政府が発表した法人税減税は期初にさかのぼって適用されるため、今年度を含め企業収益の改善が期待できると考えられます。

市場参加者の間では7~8%程度の企業収益の押し上げが見込まれているようです。

2019年8月 グローバル景気と国内景気の懸念から下落

8月のインド株は軟調

2019年8月のインド株式市場は、内外要因絡む展開で、結果的には横ばいの推移となりました。

【2019年8月のSENSEXの推移(出所:TradingView)】

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内外要因とは具体的には何でしょうか??
  • 米中貿易摩擦の激化
  • 国内景気減速への警戒感

等でしょう。

ただ、後半は少し落ち直しの兆しもありました。

8月23日、政府が外国人投資家に対する追加課税案の撤回や様々な景気支援策を発表した直後です。

株式市場はこの政策を好感し、米中貿易摩擦の激化からアジア市場が大幅に下落するなかでも、急反発しました。

軟調な地合いが続く中でも、これでバリュエーションの割高感も少しは解消され、また上昇傾向に戻るのを待ちましょう。

外部要因で引き続き軟調も仕込みのチャンス??

SENSEXは、8月も企業業績や米中貿易摩擦への警戒感などから軟調な動きが続いているようです。

【2019年7月~8月16日のSENSEXの推移(出所:TradingView)】

特に米中対立の激化のあおりを受けてインド株も軟調です。

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SENSEX指数は8月7日に約5カ月ぶりの安値水準に下落しました。。。

その後、インド政府が外国人投資家に対する追加課税案を一旦引き下げる意向を示したことで急反発しましたが、アルゼンチン問題で世界的に相場が崩れインドも同様となりました。

ただ、今回の下落でずっと言われ続けている株価バリュエーションの割高感はかなり緩和したともいえるでしょう。

今後は中央銀行による追加利下げや、銀行のノンバンクへの貸し出し規制緩和で貸し渋りによる信用収縮が和らぎ、民間消費の活性化が期待されます。

つまり、インドの内実は改善している状況で、世界的なリスク回避で売られるという局面になりつつありますので、時間分散しながら買い進めて良いのではないかと個人的に考えています。

2019年7月 景気減速と予算案への失望で下落

インド債券へは資金流入、株は資金流出

2019年7月は、海外投資家はインド株式を売り越す一方、インド債券は買い越しを続けています。

インド債券が嗜好された背景

  1. 先進国の国債利回り低下の一服感、
  2. インド国債の利回りの相対的な高さ
  3. 今回の予算案を受けた追加利下げへの期待の高まり
  4. 貿易摩擦用で株よりも債券のリスクリターンの方が魅力的
  5. インド株がダメだからインド債券へ

といった所でしょうか。

もしかしたら、当面はインド株式に対して債券が選好される環境が続くのかもしれません。

だとしたら、長期的な視点を持つ個人投資家にとって仕込むタイミングとなりうるかも。。。

7月は銘柄間格差の大きい動きに

SENSEX指数の2019年7月のパフォーマンスを見ると、7月下旬で指数全体では▲3%を超える下落となっていますが、IT銘柄が7%を超える上昇となるなど銘柄間格差が大きくなっています。

背景は企業決算で、好業績が多いIT銘柄が急騰したりしている一方、不調の銀行株は急落するといった形になっています。

予算案に失望し、インド株式相場は下落

第2次モディ政権の予算案への失望が広がり、株価指数のSENSEXが、予算案発表後2営業日続けて下落しました。

選挙で公約したインフラ投資以外、特に目新しい景気刺激策がないと受け取られたからのようです。

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2019年度予算案の説明は↓の記事で詳報しています。
インドの経済・財政政策のまとめ

2019年7月5日のSENSEXは前日比1%安、7月8日も2%安となりました。

SENSEXの推移(2019.7.3~7.8)出所:TradingView

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15営業日ぶりに3万9000台を割り込みました。

市場は消費を刺激する施策を期待していたのに、それがなかったため失望しているという事でしょうか。

2019年6月

少し調整が続くか??

インド株式は、2019年6月下旬現在、少し上昇しにくい要因が付きまとっています。

  • 世界景気の減速観測
  • 原油価格の上昇(反発)
  • 米国との貿易摩擦拡大

等です。

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もちろん、中長期的な成長期待は全く変わっていません。長い目で考えて下さいね

ただ、この一方で7月初旬に公表されるインド予算案ではインフラ整備や雇用対策への期待が高まっており、その内容に好感した株価上昇も一定程度期待できると思います。

割高感が少しずつなくなっている状況に

2019年6月中旬のインド株式の予想PERが20倍を切る水準まで下がってきています。

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一時は23倍を超える水準まで上昇しており、割高感が指摘されていましたが、一旦そういった状況からは脱却したようです。
ポイント
6月中旬でインド株式全体の予想PERは19~20倍と、過去3年の平均値(19.8倍)をわずかですが下回っています。

そもそもの中長期的な成長期待と、短期では総選挙後の景況感の回復に伴う業績改善期待が強まる時期になるかもしれません。

最高値圏で一進一退、もみ合いが続く??

2019年6月のインド株式市場は過去最高値圏で一進一退となっています。

SENSEXは、モディ氏勝利を受けた経済対策への期待や利下げ観測などから、終値では初めて40,000ポイントの大台に乗るなど祭り状態でした。

その後、インド準備銀行が6月6日に政策金利を6.00%から5.75%へ引き下げましたが、これは既に織り込み済みで、利益確定売りもあって、一気に突き抜けずにもみ合う展開となっています。

ポイント
7月には予算案や財政赤字見通しの発表があり、さらい8月にはまた金融政策決定会合があり、注目される事になるでしょう。

2019年5月

海外投資家も引き続き強気

海外投資家のインド株への投資動向をみると、総選挙の前後で大幅な買い越しとなりました。

これは5月だけの動きではなく、2月のパキスタンとの紛争で、モディ首相の強気姿勢によって与党の支持率が上昇したことを受けて、海外投資家の姿勢が買いに転換して以降、継続しているものです。

総選挙で与党が圧勝したため、2期目のモディ政権への期待から、今後も海外投資家の買い越しは続きそうです。

モディ氏勝利で今後5年間は上昇基調の可能性高い

モディ氏勝利で、インド株式は上昇基調を維持すると思われます。

米中関係悪化や世界経済の減速が懸念される一⽅で、インドにおいては今後5年の政局不安が払拭されたと同時に、高い経済成⻑も引き続き期待されることから、海外投資家にとってのインド株の魅⼒は高まっていると思われます。

ただ、23日の開票で与党圧勝の見通しが伝わる中、SENSEX指数は取引時間中に、一時初めて40,000ポイントを超えるなど、過去最高値圏にあります。

株価の割安感が薄れたこともあるのでそれが上昇抑制となる可能性もあります。

ただ、中⻑期では堅調な経済成⻑と業績⾒通しに支えられながら、上昇基調が続いていくのではないかと思われます。

2019年5月、インド株式は過去最高値も油断ならず

2019年5月23日に開票する下院総選挙(定数545)で、与党連合の勝利観測が広がり、株価が上昇しています。

2019年5月20日、SENSEXが前週末に比べ4%近く上昇し、過去最高値を更新しました。

注意
ただ、あくまで観測に過ぎないので実際に開票したら全く違っていたという事も理屈上はあり得ます。そうなった場合はその反動で大きな下落となるかもしれません。

実際に、与党BJPの独自調査では、与党連合の獲得議席は(下院の4割の)220議席を下回る可能性も言及していて、かなり慎重です。

地方政党との連立協議を加速させ、無所属議員にも参加を促していく方針との事です。

5月初頭はインド株式市場はかなり軟調

2019年5月のインド株式市場は、株式指数のSENSEXが9営業日連続で下落して約2カ月ぶりの安値水準となるなどかなり軟調です。

理由としては、

  • 元々、総選挙での与党勝利の観測などから4月に過去最高値を付け、高値警戒感が出ていた
  • 米中貿易摩擦が5月中旬に事実上振出しに戻り、世界的な株安となった事からインド株も売られた

といった所で、インド国内で何か大きな事件があって下落しているわけではないと思われます。

総選挙の投票期間ももうじき終わる中で、モディ政権が続くと確定すると、落ち着きを取り戻すかもしれません。

総選挙が終わるまでは比較的激しい動きか??

2019年4月から5月にかけて実施されている総選挙の行方が不透明な中、モディ首相率いる与党インド人民党の支持率回復を受けて、株式市場を下支えしているものの、まだ何が起きるか分からずボラティリティの高い相場になる可能性があります。

しかし、モディ氏が予定通り首相続投となり、政策の内容が徐々に明らかになるにつれて株式市場は従来のインドの成長率に合わせた伸長を見せてくると期待されます。

2019年4月

2019年4月16日、SENSEXが過去最高値を更新

インド株式市場は、株式指数のSENSEXが4月16日に過去最高値を再び更新するなど、堅調な展開が続いています。

やはり背景としては、

  • 海外株式が総じて上昇したこと
  • インドの大手IT企業の良好な決算
  • 総選挙で与党の優勢が伝えられていること
  • 2019年のモンスーン(6月~9月)の降雨量が平年並みとなるとの見通しを示し、農産物の生産が順調に進むとの観測が広がったこと
  • 上記を受けて海外からの資金流入が増加していること

等でしょう。

引き続き注意点として、株価上昇に伴ったバリュエーション面での割高さがあると言えるでしょう。

注意
そうしたバリュエーションの高さは悪材料が出てしまった時にどうしても下に反応しやすい、という事につながりがちです。

4月2日にインド株は過去最高値を更新

インド株式市場は、SENSEXが2019年4月2日に過去最高値を更新し、堅調な展開が続いています。

最高値を記録した背景としては、

  • 利下げ
  • 総選挙での与党勝利という政治的安定
  • モディ首相続投による企業の利益成長が拡大するとの見方が強まったこと
  • FRBの利上げ棚上げなどグローバルなリスクオン状況となったこと

等で消化。

特に、2019年3月の海外投資家の買い越し額が40億米ドルを超えるなど、海外からの資金流入が加速し、相場を押し上げています。

アメリカのFRBが利上げを見送る見通しを示したことで、グローバルにリスク選好が増し、新興国への資金流入が増えています。

セクター別だと、利下げや財務改善への期待から、銀行株を中心に金融セクターが同指数の上昇をけん引しています。

2019年3月

パキスタンとの衝突でもマーケットへの影響は限定的

インドとパキスタンの衝突で懸案が出ていますが、2019年3月初頭時点において、マーケットはそれほど動揺していないようです。

2019年2月27日に発生した小競り合いにより、両国が領有権を争うカシミール地方を巡る緊張が一気に高まったものの、それぞれの国の株価や債券利回りの動きは限定的となっています。

両国内で事態の大幅な悪化は想定されていないことがうかがわれます。

実際、もし戦争などになれば両国ともに失うものが多すぎるから、絶対そうしないだろうと思っているのでしょう。

また、2019年3月1日のインド人パイロット帰還で緊張緩和への期待感から同日のインドとパキスタンの株式市場では主要株価指数がともに上昇し、ほぼ空爆前の水準に戻しました。

一段の対立激化の懸念が後退したことが株式市場に好感されたという事です。

2019年2月

インドとパキスタン間の緊張の影響を懸念

2019年2月26日、インド空軍がパキスタン北東部のバラコットにあるテロ組織の拠点を空爆しました。

パキスタンはテロ攻撃とは無関係としてインドに対話を呼びかけていますが、沈静化の糸口は見えていません。

一方で、今回の空爆がモディ政権の選挙対策の一つとの見方もあるようです。

モディ首相には2016年9月のパキスタン攻撃について、有権者からその強気の姿勢を評価されたという経験があります。

今回も総選挙を控えるなか、モディ氏が再び攻撃することで低迷する支持のテコ入れを狙ったと見る向きがあるのです。

戦争などで経済が停滞したり、政治的に不透明な状況になったりすると通貨は売られ、株価も低迷します。これからインド株を仕込もうとする人はタイミングを選ばないといけません。

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