【最新】ブラジルの政策金利と金融政策の推移とまとめ2018~

ブラジルの金利は昔ほどではないものの、引き続き高く、ブラジルレアルは高金利通貨として人気です。

この記事では、ブラジルのまとめブログから金利の部分だけを独立させる形で、ブラジルの政策金利の推移をまとめ、その時々の金融状況や中央銀行のスタンス、またエコノミストによる金利予想などについて経緯をまとめていきます。

ブラジルのまとめブログは↓です。

ブラジルレアルは上がるのか?現状から今後の行方まで色々なポイントで考えるブログ

ブラジルのボルソナロ政権の政策内容、経緯については↓をご参照ください。

ブラジル大統領ボルソナロ氏の経済政策に関するまとめ

ブラジルのボルソナロ大統領就任100日、これまでの実績と今後の課

2020年3月

中央銀行、2020年の成長率を0%と試算

中央銀行は3月26日発表のインフレ報告書で2020年の成長率が0%になるとの見通しを示しました。

低成長に加えてインフレ率も抑制された状態が続く見通しで、追加緩和を正当化する内容です。

また利下げが行われることになるかもしれません。

大規模な流動性供給策を発表

2020年3月23日、中央銀行が大規模な流動性供給策を発表しました。

これによってすでに発表されていた政策と合わせれば、1兆2,160億レアル(24兆円程度、対GDP比16.7%)の資金が供給されるとの試算になります。

国内でコロナウイルス感染者が拡大する中で、中央銀行として出来る事はとにかくやるという姿勢です。

0.5%利下げで3.75%へ

2020年3月18日、ブラジル中央銀行は政策金利を0.5%引き下げ、過去最低の年3.75%としました。

これで利下げは6会合連続となりますが市場予想とはほぼ合致した結果となったようです。

中銀は前回会合で利下げサイクルの終了を示唆していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、追加利下げに踏み切りました。

中銀は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済を大きく減速させ、コモディティ価格の下落、不安定な資産価格の変動を引き起こし、ブラジルを含めた新興国経済が苦境に立たされているとの認識を示し、金利引き下げの理由としました。

また、今回の利下げはFRBの緊急利下げに追随したものと受け止められますが、レアルの下落が止まらない中、金利低下は通貨安を加速させる懸念もあります。

また、今後の金融政策については、今回決定した政策金利の水準を維持することが適切であるとし、更なる利下げには慎重な姿勢を示しました。

実際に、拡大消費者物価指数は1月の前年同月比+4.2%から2月は+4.0%へと小幅低下し、中央銀行の2020年のインフレ目標圏(4.0%±1.5%)の中央値と同水準となっています。

これはつまり、今回の金利引き下げで実質金利(金利からインフレ率を引いたもの)がゼロになっている事を意味します。

その意味でも政策金利が当面は3.75%に据え置かれる可能性は高いかもしれません。

ただ、今後の政策決定はあくまでこれから発表される経済のデータ次第とも述べ、追加利下げの可能性を完全には排除しませんでした

2020年2月

ブラジルの今後の金融政策のシナリオ

ブラジルの金融政策は、前回会合で一旦利下げは停止という見方が強かったですが、どういったシナリオが考えられるでしょうか。

ブラジル中銀のインフレ率のシナリオは、20年は3.5%、21年は3.8%です。

前提は為替レートは1ドル=4.25レアルが続く、というもので2月中旬は4.3レアルを超えていますので、想定を超えたレアル安です。

政策金利は4.25%から21年末には6%に引き上げるとしています

別のシナリオでは、為替の前提は同じですが、政策金利を4.5%に維持するケースが示されています。

この場合のインフレ率は20年は3.5%で先のシナリオと同じですが、21年は3.8%になるとの試算を示しています。

どちらにしても、ブラジル中銀のインフレ目標である4.25%±1.5%を満たしています。

足元のインフレ率を見ると12月は前年比で4.3%となっており、既にブラジル中銀の見通しを上回っています。

なお、政策金利の水準について、ブラジル中銀は以前から緩和的水準(中立金利を下回る)と述べており、今回の引き下げは景気下支え効果への期待もあるようです。

インフレを考えるなら一段の利下げはないでしょう。しかしコロナウイルスと米中貿易合意に伴うブラジルの対中輸出の影響が大きいと、景気後退懸念が更に強まり、利下げをもう一段するという可能性もあります。

政策金利を0.25%引き下げて4.25%に

2020年2月5日、ブラジル中央銀行は政策金利を0.25%引き下げ、過去最低の4.25%としました。

これで5会合連続での利下げだが、今回の利下げ局面では最も小幅なものとなりました。

インフレ率も高いのでドラスティックに下げるわけにもいきません。

決定は全会一致でした。

通貨レアルが過去最低水準にあり、経済成長が今年加速すると見込まれる中、アナリストは追加利下げの余地は少ないとみています。

実際、中央銀行は2019年7月以降の一連の金融緩和の効果が遅れをもって顕在化する点を踏まえ、利下げの打ち止めが適切であるとの考えを明らかにしています。

その意味では仕込んでいいのかもしれません。

ただ、米中貿易の第一段階合意によってアメリカの対中大豆輸出が大幅に復活すること、新型コロナウイルスに伴う中国経済の不振などによってブラジルの対中輸出が減る事を考えると、更なる景気後退が進んで、追加利下げするといったシナリオもなきにもあらずかもしれない事も考慮すべきです。

2020年1月

経済指標が予想を下回り、更なる利下げを予想する声

2020年1月中旬に発表された小売売上高や鉱工業生産が市場予想を下回った事で、追加利下げ観測が出ているようです。

ブラジル経済の行方を考える上で有効な小売売上高や鉱工業生産が不調だったことで、更なる利下げがあるかもしれません。

2019年末は経済に回復傾向が見られただけに、どうなるか注目されます。

2019年12月

政策金利を史上最低の4.5%へ

2019年12月11日、ブラジル中央銀行は政策金利を0.5ポイント引き下げ、過去最低の4.5%とすることを決定しました。

4会合連続での0.5ポイント利下げとなりましたが、市場の予想通りですし、中銀も予告めいたものを何度かしていました。

ブラジルの経済活動は徐々に拡大していますが、市場のインフレ期待は依然として目標を下回っており、今回の利下げにつながったと考えられます。

ボルソナロ大統領は、利下げを受け

「これまでで最も低い金利であり、わが国の成長を加速させる」

とコメントしました。

ボルソナロ大統領はこれまで金利引き下げに繰り返し言及していて、中銀に圧力をかけていました。

2019年10月

2019年12月の利下げは示唆するものの、2020年は打ち止め?

中央銀行は、今後の金融政策の見通しについて12月の利下げ実施を示唆したものの、2020年以降については利下げサイクルの停止といったややタカ派的な見通しを示しました。

予想外のタカ派コメントに市場も反応しています。

しかし、インフレ率の低下がさらに進行した場合には、さらなる利下げを行わざるを得ないと、マーケット関係者はみています。

ブラジルの政策金利はどこまで下がる??

中央銀行がまとめた調査によれば、2019年末に政策金利は4.5%まで下がると見込まれています。

連邦議会で財政赤字の削減につながる年金改革法案が成立したことから、通貨レアルは対ドルでやや持ち直し、1ドル=4レアル前後で推移しています。

通貨安懸念が落ち着いたことも、ブラジル中銀の緩和姿勢を後押ししているようです。

利下げし、史上最低の政策金利5.0%に

2019年10月30日、ブラジル中央銀行は政策金利を0.5%引き下げ年5%にすると発表しました。これで3会合連続の引き下げで、金利水準は過去最低を更新しました。

経済が低迷する中、緩和による下支えを狙った動きです。

ブラジルでは9月のインフレ率が年率2.9%と、新興国としては歴史的な低水準にあり、またボルソナロ政権の改革が順調に進んでいる事も利下げできる背景でしょう。

インフレ率が中央銀行の目標の下限に迫る水準

2019年9月のインフレ率が発表され、前年比で2.89%となり予想を下回りました。政策金利にも影響を与える可能性があります。

インフレ率が前年比2.89%というのは、中央銀行の目標値(4.25%±1.5%)の下限に近づいている状況です。

ここまでインフレ率が低くなると、政策金利が4.0%以下になる可能性も出てくると言えるでしょう。

2019年9月

0.5%の利下げで過去最低を更新

2019年9月18日、ブラジル中央銀行は政策金利を0.5%引き下げ年5.5%にすると発表しました。

これで2会合連続の引き下げとなり、過去最低を更新しました

通貨政策委員会では全会一致で利下げを決めました。

中央銀行は声明で

「経済の減速、目標を下回るインフレ率を背景とした主要国の追加金融緩和は新興国経済にとって好ましい」

と説明しています。

2019年8月のインフレ率は前年比3.43%と、かなりの低水準となっています。

中央銀行は、

「良好なインフレ見通しが強まっていることから刺激策の追加調整が可能になるとみている」

としていて、政策の次の動きが見通しに左右されるとしながら、追加緩和の可能性も示唆しました。

インフレ率落ち着きで、利下げか

2019年9月の第一週に、ブラジル中央銀行のネト総裁が

インフレ率が抑制されており、追加利下げの余地がある

とコメントしました。

これによってマーケットでは利下げを行うとの観測が高まっています。

折しも、アルゼンチンペソやアマゾン火災問題で若干軟調気味だったレアルにどう影響するのか注目です。

次回の金融政策決定会合は9月18日です。

2019年8月

外貨準備を活用したレアル買い介入を実施

ブラジル中央銀行は8月に起きているレアル下落圧力を抑制するために2009年2月以来の、米ドル売り介入策を行うと発表しました。

8月21日から29日の間に最大で38億ドル程度の米ドル売り加入を実施するというものです。

ただ、今回の介入は新規の米ドル売り介入という事ではなく、既存の通貨スワップ介入残高の一部を米ドル売却と引き換えに解消するというものであり、通貨防衛を狙ったものとまでは言えなさそうです。

invstem.com

ブラジルの外貨準備高は大丈夫でしょうか。

ブラジルの外貨準備は直近で3800億ドル強あります。

今回の為替介入のレベルはたったの1%なので、特に心配はないと思われます。

1年4か月ぶりの利下げで、政策金利は6.0%に

2019年7月31日、ブラジル中央銀行は政策金利を約1年4カ月ぶりに引き下げることを決めました。

invstem.com

アメリカに追随した形です。
MEMO

すでにアジア、オーストラリアで利下げの動きが出ており、今後は緩和の流れが世界的に強まりそうです。

ブラジル中銀は政策金利を0.50%引き下げ、年6.0%にします。

invstem.com

市場予想は0.25%の利下げだったので、それを上回る水準でありサプライズでした。

利下げは2018年3月以来です。

ブラジルのこれまでの金融政策

これまでブラジルは、景気が悪いながらも通貨安を警戒し政策金利を維持してきました。

中央銀行は、ボルソナロ政権の改革の行方と、物価上昇が落ち着きつつある中で、アメリカが利下げに踏み切ったこともあり、金融緩和が可能な環境が整ったと判断したようです。

今後の見込み

中央銀行は弱いインフレ見通しに伴い、一層の緩和が可能になるとの認識も示唆してます。

2019年7月 引き続き年金改革法案の行方を注視

年金改革法案が成立したのちに、具体的な金融緩和の道筋

ブラジル中央銀行はかねてより、政治改革の動向を注視しているとコメントしています。

目下、年金改革法案が下院で議論されている所ですが、この法案の成立のめどが立ったところでブラジル中央銀行が金融緩和に動く可能性が高いとみられています。

金融緩和となると、もちろんブラジル金利は下がり、経済回復の追い風となりそうです。

ブラジルの年金改革についての詳細は↓から。

ブラジル大統領ボルソナロ氏の経済政策に関するまとめ

2019年6月 インフレ目標を変更

2022年からのインフレ目標、中央値を4.25%から3.5%に変更

2019年6月下旬、国家通貨審議会が開かれました。

ここで2022年のインフレ目標を3.5%(許容範囲±1.5% ) とすることが発表されました。

invstem.com

2019年は4.25%許容範囲±1.5%です。

6月の金融政策決定会合、金利据え置きで6.5%のまま

2019年6月19日、ブラジル中央銀行は政策金利を年6.5%に据え置くと発表しました。

2018年3月に利下げして以来、政策金利は6.5%の状態が続いていて、これで据え置きは10会合連続となります。

中央銀行がエコノミストの見方をまとめて公表する「フォーカス」では、2019年末の政策金利予想は5.75%と、既に市場は利下げを織り込んでいます。

こうした事もあり、株価指数のボベスパは過去最高値となる10万303で取引を終えました。

2019年5月 成長率予測を下方修正で利下げの意見

年金改革が成功した後の金融政策、利下げの余地あり

2019年5月現在、ボルソナロ政権は年金改革法案の議会承認を取り付けるために動いているわけですが、その年金改革法案が通過すると、中央銀行としては利下げ余地が出てくる為、幾分か金融政策運営が楽になると思われます。

新興国は通貨防衛の為に政策金利を高めに設定し、暴落を下げようとしたりするわけですが、年金改革法案が通ればブラジルの財政不安は一定程度払しょくされる為、金利を引き下げてもそれがブラジルレアルの暴落につながらない、という理屈です。

株式に投資をしている人にとっては、利下げは株価上昇要因となりますので、ポジティブでしょう。

成長率予測の下方修正で利下げの意見が出る

ブラジル政府が2019年のGDP成長率の見通しを年率1.5%と、従来予測(2.5%)から下方修正する方針を示しました。

背景にある世界経済の鈍化傾向とそれに伴う輸出や投資の伸び悩みはいかんともしがたい所ですが、経済再生を掲げて1月に発足したボルソナロ政権にとって、この状況は逆風でしょう。

こうした中、国内では景気刺激策として、中央銀行の利下げを予測する声も上がっているようです。今後どうなっていくか注視していく必要があるでしょう。

インフレ率に少しだけ懸念

2019年5月の金融政策決定会合の声明文の中で、インフレ率への表現が若干変更となっていました。

前回(3月21日)は「適切または居心地が良い」という表現でしたが、今回は「適切」とだけ表現し、「居心地が良い」という表現はしていません。

また、ブラジル中銀の19年インフレ率見通しを見ると、前回は4.1%と予想していた所が、今回は4.3%に引き上げられています。

これは、ブラジルレアルの想定レートが変わった事によるものです。

ブラジル中銀は2019年の想定為替レートについて前回の1ドル=3.70レアルから3.75としているのです。

ただ、利上げするほどのレベルではありませんので、劇的な変化がない限り、中央銀行が利上げに踏み切る事はあまりないと思われます。

政策金利6.5%で据え置き、9会合連続

2019年5月8日、ブラジル中央銀行は政策金利を年6.5%に据え置くと発表しました。これで据え置きは9会合連続となります。また、これは市場の予想通りです。

足元のインフレ率は、適切な水準にあるとのコメントを中央銀行は発しています。

足下ではブラジル経済は弱さが懸念されていて、その意味では利下げしても良いかもしれませんが、財政改革の行方などが不透明で通貨レアルは弱含んでいます。むやみやたらな利下げは出来ません。今の水準が長引くかもしれません。

2019年3月 新総裁初の会合でも金融政策に変更なし

政策金利は据え置きで新総裁でも金融政策に変更なし

2019年3月、中央銀行は政策金利を市場予想通り6.5%に据え置きました。

2019 年のインフレ目標は4.25%±1.5%としていますが、足元のインフレ率は目標中央値を下回って推移しており、インフレ期待も高まっていません。

中央銀行は景気回復を支援するため、政策金利を今の状態で据え置くことが良いと判断したのでしょう。

今後の金融政策については、引き続き経済活動やインフレなどの状況次第とされています。

因みに、今回はネト新中央銀行総裁にとって初めての会合でしたが、前回の金融政策決定会合の声明文と大きな変化はなく、前総裁の金融政策を踏襲する姿勢がうかがえます。

2019年2月

政策金利6.5%で据え置き

2019年2月6日、ブラジル中央銀行は政策金利の基準金利を過去最低の年6.50%で据え置くと発表しました。

これで据え置きは7会合連続で、大方の市場予想通りです。

同国景気が緩やかに回復するなか、物価指標は適正な水準にあると評価し、政策の現状維持を決めたようです。

ボルソナロ新政権が着手する経済の構造改革で景気回復が進み、年内の利上げを見込む声も出ていますが、中央銀行の声明では、世界景気の減速が国内景気に悪影響を与えるリスクがあると指摘し、慎重なスタンスを見せました。

2018年12月

政策金利6.5%で据え置き

2018年12月12日、中央銀行は政策金利を年6.5%に据え置くと発表しました。

これで据え置きは6会合連続です。

インフレ率は低水準にありますが、米利上げなどの影響で通貨安の懸念が残る中、利下げを見送りました。

来年1月に就任するボルソナロ次期大統領は低金利を望んでいるとされていて、次回以降の会合の焦点となりそうです。

今回がゴールドファイン総裁にとって最後の会合となりました。

次回会合は新政権、新総裁で行われる会合で、2019年2月に予定されています。

2018年10月

金融政策決定会合、予想通り据え置きで6.5%

2018年10月31日、中央銀行は政策金利を全会一致で6.5%に据え置きました。

これは市場の予想通りの結果です。

足元のインフレ率も目標範囲(4.5%±1.5%)で推移しており、10 月以降のブラジル・レアルの上昇によるインフレ圧力の低下などからインフレ期待も落ち着いています。中央銀行としても今の状況に安どしているのではないでしょうか。

ただ、ボルソナロ次期大統領が議会とうまく折り合えずに、改革に失敗してブラジルレアル安になれば、金利を引き上げるプレッシャーをマーケットから受ける事となるでしょう。

2018年9月

金融政策決定会合、据え置きで6.5%

中央銀行は2018年9月19日、政策金利を年6.5%に据え置くと発表しました。

これで4会合連続の据え置きですね。

ブラジルレアルは10月の大統領選に向けた不透明感が嫌気されて対ドルで最安値を記録しています。それでも、足元でインフレは落ち着いているので、利上げは必要ないと判断したのでしょう。

2019年には政策金利が8.0%に?

中央銀行は定期的に民間エコノミストへの聞取り調査を行っています。

直近2018年8月31日時点のものによれば、2018年には政策金利は据置かれるものの、2019年中に6.50%から8.00%への利上げが行われること、2018年末に1米ドル3.75レアルまでのレアル高が進むことが予想されています。

因みに、これらは中銀が物価見通しのシミュレーションを行う仮定として利用されています。

2018年8月

金融政策決定会合、金利据え置き

2018年8月の会合では、政策金利の据え置きを決定しています。



新興国市場のボラティリティーはまぁまぁ和らぎつつあるのが2018年8月初頭の状態なわけですが、ブラジル景気はまだまだおぼつかない状況ですので、なるべく低めの金利で押さえておきたいとの思惑でしょう。本当はもっと下げたいのかもしれない。

インフレ率もトラック運転手問題で一時高めになりましたが、2018年7月下旬~8月にかけては落ち着きを見せておりますし、予想通りといった所でしょうか。

金融当局としては、落ち着いたインフレ状況と新興国ボラティリティの一服という事で、落ちついて大統領選挙の行方を見守る事が出来ているのかもしれないですね。

2018年7月

金融政策決定会合、据え置き

2018年7月に、中央銀行のゴールドファイン総裁は、通貨防衛のために利上げをすることはない旨を表明しているので、金利が上がる事はこの時点でないのでしょう。

2018年6月

政策金利は維持されて6.5%

中央銀行は2018年6月20日、政策金利を6.5%に据え置くと発表しました。



アメリカの利上げペースの加速やブラジル政情の不透明感で通貨レアルが売られている状況であり、マーケットの一部からは利上げ観測もあったようですが、インフレ率が低水準である為、見送りました。

ただ、新興国からの資金流出が激しくなる中、ブラジルはトルコやアルゼンチンに続くターゲットとして狙われている所もあります。

6月には対ドルで1ドル=3.9レアルと、2年3カ月ぶりの安値も記録しています。

中央銀行の為替模介入で何とか為替レートを維持していますが、10月の大統領選に向け政治リスクも意識されており、通貨が売られやすい地合いは続きそうです。

2018年5月

金融政策決定会合で一旦利下げサイクル停止

これまで中央銀行は2016年10月から12会合連続で、合計7.75%政策金利を引き下げてきました。2018年5月の金融政策決定会合でも利下げをするものとマーケットは考えていました。



しかし、その予想に反して利下げは見送られました。その背景とは、レアル安懸念でしょう。

インフレ率はそこまで高くなっていません。

やはり外部環境の変化が大きかったのではないでしょうか。

先進国の金利上昇で新興国からの資金逃避懸念が高まっているというのが懸念の一番大きな材料です。

2018年5月22日に公開された直前の会合の議事録では、次回以降の会合でも現状の政策金利の水準を維持するのが適切との見通しが示されていました。

これで金融緩和サイクルが終了したという見方も出来るかもしれません。

ただ、2018年5月23日に発表されたインフレ率は市場予想を下回るなど、インフレ率は依然低位で推移しています。

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