【2019年10月時点】ブラジルレアルの状況と見通し

ここではスポット記事として、2019年10月時点のブラジルレアルの現状と見通しを記述します。

ブラジルレアル全般について現状を整理しつつ今後の見通しなどを展望します。このほかブラジルレアルの年金改革のスケジュールやボルソナロ政権の状況についての簡単な説明をします。

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下記から過去の見込み記事をご覧いただけます。

ブラジルレアルの現状と動向

2019年10月時点のブラジルレアル

1BRL=25~26円

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8月の米中貿易摩擦などの外部環境でここ一か月は軟調です。

2019年8月以降、なんとなくブラジルの内政(改革の進展など)などよりも米中摩擦の激化やアルゼンチンペソの急落といった外部要因でブラジル経済が危ぶまれる感じが強くなっています。

引き続き内政の状況には注意しながらも外部要因でレアルがどうなるか注意する必要もあるでしょう。

レアル円のチャート推移(2019年9月末までの直近1年)

【2019年9月末時点から直近1年のレアル円のチャート】出所:TraingView

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チャート的にはずっと下り坂なので、もう少しで上昇トレンド?と思いたくなるところです。。。

ドル・レアルのチャート推移(2019年9月末までの直近1年)

【2019年9月末時点から直近1年のドルレアルのチャート】出所:TraingView

2019年7月中旬位から、米中貿易摩擦や中旬に起きたアルゼンチンペソの急落を受けて、ブラジルのみならず多くの新興国通貨が軟調です。

ブラジルだけの問題で言うと、年金改革法案は順調に進んでいるものの、アマゾン火災問題があり、為替は結果的に弱くなっているといった所でしょうか。。。

時間と資金が許すのであれば、大きく落ちた所で拾っていく位の視野で臨みたい所です。

口で言うのは簡単ですが。。。

アルゼンチンペソ急落の影響はどうか

2019年8月11日、アルゼンチンは大統領予備選で左派が勝利した事で、通貨ペソが急落しました。

この混乱は隣国であるブラジルにも波及しています。

例えば、2019年8月にはブラジルレアルは対ドルで5月下旬ぶりに1ドル=4レアル台に下落して以降、2019年9月を通じてずっと1ドル=4レアル台が定着してしまいました。

レアル=円でも25円台に落ちています。

ブラジルとアルゼンチンは経済関係も深く、通貨レアルも弱含む傾向にありますが、どこまで悪影響が広がるかはまだ9月時点では分かりません。

2019年9月に入り、アルゼンチンのデフォルトが少し現実味を帯びてきていますので、注意しておくべきでしょう。

年金改革法案が可決されレアルは上昇

注目されていたボルソナロ政権の年金改革は2019年10月22日に可決されました。

これを受けてレアルは上昇しました。もちろん株価も上昇しています。

年金改革法案、成立までの流れ

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ここで、年金改革のスケジュールを確認しておきましょう。結構長いのです。
2019年2月
ボルソナロ政権、年金改革法案を提出

ここがスタートです。

2019年4月
下院憲法司法委員会

色々ありましたが、無事通過 

2019年7月
下院特別委員会

ここでの議論もそれなりにありましたが、無事通過 

2019年7月中旬
下院本会議

二回投票がある中で、7月は第一回の投票だけ行われ通過しました。 

2019年8月9日
下院本会議第二回の投票

第一回は改革法案の前文について、第二回は法案内容についての承認です。無事終了しています 

2019年9月4日
上院憲法司法委員会

無事、可決で終了しています。 

2019年10月1日
上院本会議

賛成票が56票と、全議席(81議席)の5分の3を上回り可決しました。 

2019年10月22日
上院本会議第二回目の採決

無事に可決しました。まだ修正文案の採決が残っていますが、最終フェーズです。 

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議会での勢力があまりないボルソナロ政権にとって、この法案の成否を占うリトマス試験紙とみられていたのが下院の第一回目の採決でした。
注意

ただ、承認された法案では、歳出削減規模が8,700億レアルとなり、下院で承認された案から縮小しています。

削減額縮小は少し気になる所ですが、一方で新たに歳入を増やす案も盛り込まれていて、財政改善という意味では、下院の原案と同じ効果があるとされています。

年金改革法案の進捗については下の記事でフォローしています。ご参考ください。

ブラジル大統領ボルソナロ氏の経済政策に関するまとめ

年金改革法案が通るとどうなるの??

ムダを廃して出来た新たな財源を、様々な経済政策に振り向けることが出来るようになります。

ブラジルでは社会保障関連支出が大きく、基礎的財政収支は2014年以降5年連続で赤字となっています。

今回の『年金改革』により、財政収支が改善すれば、新しい経済政策や景気刺激策を行う余地が生まれ、ブラジル経済を支えることができると期待されています。

これはもちろんブラジルレアルを上昇させる一つの要因となりうるでしょう。

次の改革メニューは?

公的部門のムダの見直しが一番のポイントでしょう。その次は税制改革です。

年金改革の成立は大変すばらし成果ではあるものの、これでブラジルのムダが全て無くなったわけではありません。

最優先事項は肥大化したブラジルの公的部門の見直しで、その次は税制改革と言われています。

マイア下院議長によれば、最初の法案には早ければ2020年3月の可決を見込める支持が集まっているという事です。

具体的な項目

公務員給与抑制を図る行政改革と民営化政策の推進です。

公務員給与・手当は中央政府の歳出の2割強を占め、年金支出に続いて財政をひっ迫させる問題となっています。

民営化については、2020年の国営電力公社の動向が目先の注目材料となりそうです。

今回の年金改革法案成立の流れをそのままにどんどん国家財政の立て直しが行われる事を期待します。

国有企業改革も前進か

2019年8月21日、ブラジル政府は郵政電信公社など国営・国有17社を2019年末までに民営化すると発表しました。

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ボルソナロ政権の「小さな政府」路線の目玉政策の一つです。

肥大化した国営・国有企業の経営効率化と政府保有株の売却で財政再建を加速させますが、まだこれでは終わらず、国営石油会社ペトロブラスも含めたさらなる民営化案も浮上しているようです。

ただ、これまでは、政府が民営化を提案しても、既得権益を守りたい議員の反対で、骨抜きされるケースが多くありました。

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最近で言うと、、、

2017年にはテメル前政権がエレトロブラスや造幣局の民営化を提案しましたが、議会の賛成を取り付けられず、失敗に終わったという経緯があります。

この民営化改革が上手くいけば、もちろんレアルにとっては追い風となるでしょう。

懸念されるアマゾン森林火災問題、長引けば経済の重荷に

2019年8月に発生したアマゾンの森林火災が拡大するなか、ブラジルとヨーロッパの対立が改善しません。

そもそもの対立点は何でしょうか。

ボルソナロ大統領は経済成長のために森林開発を進めたい一方で、ヨーロッパはアマゾンを保護すべきだと主張している事です。

ヨーロッパがかなり深い懸念を示している事に、ボルソナロ大統領は内政干渉だと強く反発しています。

このまま行くとどんなリスクがあるでしょうか??

ヨーロッパとの関係悪化がさらに進むと、経済成長の足かせとなるリスクも出てくると思われます。

ボルソナロ氏は「アマゾンはブラジル国民のものだ」と繰り返し訴えると同時に、2019年9月の国連総会でもアマゾン森林対策をしっかりやっている事をアピールしています。

ブラジル政府は、通常7-9月が焼き畑の時期にあたり、火災は例年並みだと主張しています。

ブラジル国立宇宙研究所によれば、今年のアマゾン地域での火災発生件数は直近のピークだった2010年の6割程度との事です。

いつもとそんなに変わらないなら、なぜこんなに注目を浴びているのでしょうか??

国際的な関心が集まるのはボルソナロ氏の姿勢に原因があるかもしれません。

ボルソナロ氏は地球温暖化に懐疑的で、環境保護より経済開発を優先しています。

ボルソナロ氏の環境問題に関する言動
  • 2018年の大統領選ではアマゾンの土地売買や農地開発を容易にする規制緩和を行うと公約
  • 政権発足後、道路を舗装し、農牧地や鉱山の開発を後押し
  • 違法伐採を監視する政府機関の予算を削減
  • それまで違法だった金の違法採掘を合法化し、国が管理する方針も提示
  • 上記の行動から、政権が森林開発を容認したと受け止められ、違法伐採や焼き畑が急増

ブラジルは南部に産業が集中していて、森林が広がる北部は貧しい事で知られます。

歴代政権は、この格差を分配によって解決しようとしてきましたが、ボルソナロ氏はそれを経済振興によって成し遂げようとしているのです。

ただ、このままボルソナロ氏が強硬姿勢を続けると経済にも悪影響を及ぼしかねません。

すでに欧米の衣料・靴メーカーがブラジル製素材の発注を停止する方針を発表しました。

EUと、ブラジルを含む南米4カ国のFTAも見直しの検討が公然と言われる等、成長戦略の根幹とするFTA網の拡大にも黄信号がともり始めています。

最初はなんてことないと思っていたアマゾン森林火災問題は、意外に政権を大きく揺らしそうです。

2019年10月8日追記

アマゾン地域で9月に発生した森林火災の数が約1万9900件で、前月と比べて約35%減少したことが分かりました。火災への対応の鈍さを国際的に批判されたボルソナロ政権が、消火のために策を講じた事が奏功したとみられます。

直近の経済成長率は+0.4%

2019年8月29日に発表された2019年4~6月期の経済成長率は前期比0.4%増と、2四半期ぶりにプラス成長に転じました

企業の設備投資が持ち直し、景気後退入りは避けられました。

ちょっと詳しく
  • 設備投資など固定資本形成が前期比+3.2%
  • 家計消費も同+0.3%
  • 輸出は同▲1.6%と低迷

アルゼンチン向け工業品輸出が減っている事や、豚コレラの影響で中国向け大豆輸出が伸び悩んだことが輸出低迷の要因です。

アマゾン火災問題が長引くと、輸出にも影響を与えてしまう可能性があります。そこが少し心配です。

景気浮揚のための歳出増をどこまで許すか

上記の通り、ブラジルの景気は厳しい状況ですが、これに対するボルソナロ大統領の対応が注目されます。

ボルソナロ大統領は大統領選挙時に財政再建を公約の一つの柱としていた事から、他のポピュリズム政権と違ってのべつ幕無しの歳出増は出来ません。

ただ、景気低迷に伴う歳入鈍化を受けて、財政状況はひっ迫度合いを増している状況でもあります。

そこで大統領としても景気浮揚で税収アップを図るべく、政権の経済チームに対して歳出の伸びを前年のインフレ率以下に抑えることを定めた歳出上限法の見直しを指示したようです。

ただ、この法律改正には議会承認が必要です。

議会は同法及び経常歳出に向けた国債発行の禁止、プライマリーバランスの達成を財政政策の柱とみる傾向があり、なかなか実現が難しそうな情勢です。

 心配なのは、仮にそれが可決してしまった時にマーケットがどう反応するかということ。

注意

実現すれば金融市場では財政健全化に向けたストッパーが外れたと見る可能性もあり、そうなると年金改革でレアルが上昇する事を我慢して見守っていた投資家を裏切る事になる可能性もあります。

ブラジルレアルの金利はどうなるか

2019年10月時点の政策金利 5.0%

2019年7月に約1年4カ月ぶりの利下げをして以降、ブラジルの金融政策は緩和局面と言えるでしょう。

直近では2019年10月30日、ブラジル中央銀行は政策金利を0.5%引き下げ年5.0%にすると発表しました。

これで3会合連続の引き下げとなり、また過去最低を更新した形です

ブラジルでは2019年9月のインフレ率が年率2.9%と、新興国としては歴史的な低水準にあり、またボルソナロ政権の改革が順調に進んでいる事も利下げできる背景となっています。

2019年10月時点

中央銀行がまとめた調査によれば、2019年末に政策金利は4.5%まで下がると見込まれています。

中央銀行の目標値(4.25%±1.5%)の下限に近づいている状況で、政策金利が4.0%以下になる可能性も指摘され始めています。

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MEMO

すでにアジアの新興国等で利下げの動きが出ており、世界的な流れになっています。

ブラジルのこれまでの金融政策

これまでブラジルは、景気が悪いながらも通貨安を警戒し政策金利を維持してきました。

中央銀行は、ボルソナロ政権の改革の行方と、物価上昇が落ち着きつつある中で、アメリカが利下げに踏み切ったこともあり、金融緩和が可能な環境が整ったと判断したようです。

今後の見込み

中央銀行は弱いインフレ見通しに伴い、一層の緩和が可能になるとの認識も示唆してます。

利下げする事は通貨安につながるのでは?

確かに、追加利下げへの思惑が通貨を下押しする可能性はありますが、それ以上に年⾦改革法案の進展期待が通貨の上昇材料になると考えられます。

世界的な金融緩和の流れの中で、引き続き相対的に⾦利の高いブラジルレアルには資⾦流⼊が増えるという可能性があり、そうなればブラジル・レアルの上昇を後押しすると考えられます。

ブラジルの政策金利の推移は↓

【最新】ブラジルの政策金利と金融政策の推移とまとめ2018~

外貨準備を活用したレアル買い介入を実施

ブラジル中央銀行は8月に起きているレアル下落圧力を抑制するために2009年2月以来の、米ドル売り介入策を行うと発表しました。

8月21日から29日の間に最大で38億ドル程度の米ドル売り加入を実施するというものです。

ただ、今回の介入は新規の米ドル売り介入という事ではなく、既存の通貨スワップ介入残高の一部を米ドル売却と引き換えに解消するというものであり、通貨防衛を狙ったものとまでは言えなさそうです。

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ブラジルの外貨準備高は大丈夫でしょうか。

ブラジルの外貨準備は直近で3800億ドル強あります。

今回の為替介入のレベルはたったの1%なので、特に心配はないと思われます。

ブラジルレアルの今後の見通し

今後の見通しを考える場合、まずは直近の最下限はどこなのかを知っておく必要があります。

それは、

2018年9月10日 1米ドル=4.24レアル台
2019年8月25日 対円で1レアル=25.4円で史上最安値を更新

の二つでしょうか。

2019年8月25日、対円史上最安値が更新されました。。。

25.4円程度です

ただ、外部要因もかなりあり、ブラジル自体の要因というわけでもないので個人的には様子見です。

資金に余裕がある人は、時間分散を意識しつつしっかりと仕込んでおくと良いでしょう。

2019年10月時点では、上記の最安値ラインに引き続きピッタリ張り付いている感じです。

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いつ突破してもおかしくないような感じですね。。。

一度意識されていたラインを突破してしまうと、なし崩し的に下がる可能性も無きにしも非ずなので、よほど自信がない限り投資は控えるべきでしょう。

ビッグマック指数(≒購買力平価)で考えた場合のBRL

もう一つ、通貨が割安か否かを考える時のツールであるビッグマック指数と実際のレートを検討してみましょう。

ビッグマック指数の説明等は↓をご参考ください。

割安な新興国通貨はどれだ??購買力平価(ビッグマック指数)で考える簡単チェック

日本のビッグマックは390円、ブラジルでは17.5ブラジルレアル(2019年7月現在)。

1BRL 22.28円(2019年7月末時点)

が購買力平価説を基にした簡易的なブラジルレアル・円の為替レートになります。

こうした所からすると今の為替レートは高めになっているという事ですね。

ブラジルレアル安の理由は様々だが、政治の混乱である事が多い

2015年に史上最安値を更新した背景として、政治の混乱がありました

当時ブラジルレアルが回復したのは、ルセフ前大統領が辞職し、テメル大統領代行の大統領昇格となった後、政治機能の回復が見られたためです。

現状、ボルソナロ政権はおおむね安定的に政治運営しており、喫緊のリスクとして政治リスクを意識するほどではないと思われます。

ボルソナロ氏の政治リスク

ボルソナロ政権の改革を進める上で国民からの支持は欠かせませんが、ボルソナロ氏がめちゃくちゃクリーンな政治家なのか、というと必ずしもそうとは言い切れません。

実際に、不支持率が支持率を上回る状況が続くなど、決して好調というわけではありません。

特に与党内では大統領の息子達が幅を利かせたり、身内重用も目立っていて、こうした行動が支持率低下に拍車をかける可能性があります。

ブラジルの大統領は、スキャンダルで常に世間から見放され、下野する事が多かったこともあり、この問題に継続的に注意していく必要があると思われます。

まずは年金改革の行方を注意、世界の景気動向もあるが、上手く行けば1レアル=30円台も

やはり、ブラジルはファンダメンタルズの弱さがありますので、それをいかに計画的になくしていくか、という事でしょう。

その意味で年金改革が順調に進むか否かはかなり重要です。

政治は最後までどうなるか分かりませんが、年金改革は今年中に遅くても決着がつくと言われています。

また、年金改革法案に加え、税制改革などの構造改革の進展や、ブラジルの景気動向も注目ポイントとなるでしょう。

心配なのがアマゾン森林火災問題でしょうか。

自然環境問題という観点で極めて重要であるものの、この問題はこれそのものよりも個人的な怨嗟も絡んでいたりして、少し厄介です。

対応に忙殺されて、他の大切な問題が後回しとなって、最終的に足下を救われるといった事が無いように祈るところです。

年金法案などが決着した後だとすぐに上昇してしまう可能性もあるので、それまでは不安定な状態でも、5~6%くらいの金利をもらうつもりで少しずつ仕込み、来たる上昇に向けて準備しておいても良いかもしれません。

おすすめの投資信託やETF

個人的にお勧めするのは、やはり外資系の運用会社の商品か、国内の運用会社でもしっかりとした海外のブラジル運用に強い運用会社に外部委託している商品です。

ポイント
外資系の運用会社や外部委託をしている投資信託は、信託報酬が若干高くなる傾向にありますが、信託報酬の高さばかり気にして、肝心のリサーチ体制やパフォーマンスを置き去りにしてはいけません。

パフォーマンスは1年などの短期ではなく、なるべく長めのもののほうがパフォーマンスの差がしっかり出ます。

また、純資産が最低でも10億円はあるものが良いと思います。

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あまりに純資産が小さいファンドは、運用会社も入ってくる信託報酬が多くないので繰り上げ償還(途中でファンドの運用をやめてしまうこと)をする可能性が高くなってくるからです。

加えて個人的に重視しているのはレポートの充実です。

投資する前も投資した後も質の高いレポートがたくさん出ている事は大切ですね。特にしっかりと相場観を記している所は重宝するものです。

加えて、これは完全に個人の経験によるもので、何か科学的なデータがあるわけではないのですが、販売手数料のない商品(ノーロード)のものより、手数料かかる投資信託の方が何となくパフォーマンスが良いような気がします。。。いつもそういうわけではないのですが。。。

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