【最新】原油・資源関連ニュースのまとめ

この記事では、新興国投資に関して知っておくべきg円湯関連マーケットについて、これまでにあった大きなニュースを大まかにまとめる形で書いていきたいと思います!

そもそも新興国で資源国という国は、ブラジルやメキシコ、インドネシア等沢山ありますし、また、インドの様に原油を殆ど輸入に頼っている国にとって、資源価格の動向は経済動向を占う上でとても重要です。

新興国を深く理解するために知っておくべき資源関連の情報をまとめます。

石油・原油関連ニュースで注目するキーワード

WTI指数の推移(原油価格のチャート)

invstem.com

まずは原油指標の代表的な指標であるWTIの推移から確認をします

ちなみに、WTIとは、「West Texas Intermediate」の略で、アメリカ・テキサス地方で採れる原油のことです。ガソリンが多く生成される上質な原油で、非常に取引量が多い商品です。

WTIの推移(出所:TradingView)


北海原油・北海ブレントとは

イギリスとノルウェーの領海に広がる北海油田で生産される英国産の原油のことを言い、WTI と並んで、商品市場で主要な位置を占める原油銘柄のひとつです。

世界の原油取引は、その消費地でアジア、北米、欧州の三市場が形成されていますが、このうち北海原油または北海ブレントは欧州の原油市場の指標で、インターコンチネンタル取引所(ICE)で取引されています。

OPEC+の動向

2018年はイランのOPEC脱退やサウジアラビアの記者殺害問題などでかなり動揺があったOPEC。

その後はシェールオイルの影響力が増す中で、影響力の低下を指摘されていました。

しかし、その後コロナウイルスの蔓延で劇的に原油価格が下落したことでシェールオイルが窮地に立たされると、がぜん影響力が再注目されます。

2020年以降はOPECではなく、そこにロシアなどが加わったOPECプラスが注目されます。

シェールオイルの増産・停滞

シェールオイルは原油価格の動向でどこまで増産するか結構流動的です。

増産が進めばシェール企業は儲かるけど、原油価格の上値も重いでしょう。

その原油価格は景気や政治的な思惑、OPECの減産状況によってかなり変わりますので、予想がなかなか難しいものです。

コロナウイルスが蔓延してからは、脱炭素政策を進めるバイデン政権の動きもあって、シェールはどんどん話題性がなくなっていきました。

今後どうなっていくのかは色々な面で要注目でしょう。

ロシアなど非OPEC諸国の動向

OPECがその影響力を維持したいと考えている中で、何とか共同歩調を取りたいと思っているのがロシアなどの非OPEC諸国です。

ただ、そこは外交でしたたかなロシアやその他諸国なのでどういった動きをするかこちらも分かりにくい所があります。

invstem.com

ここでデータを見ておきましょう
2017 2018 2019
供給量(百万バレル) 96.1 99 99.9
内OPEC 32 31.9 30.5
内非OPEC 64.1 67.1 69.4
MEMO
もはや、非OPECの方がOPECの2倍の量の原油を産出しています。OPECの地位が落ちたと言われる所以です。

但し、2022年2月に起きたウクライナ危機でロシアが今後どのようにかかわっていくのか、注目されます。

財政均衡レート

各国の動きを考える上で参考になるのが、各国の財政均衡レートです。

サウジアラビアの財政均衡レートは1バレル80ドル、ロシアの同レートは40ドル、アメリカのシェールオイル企業の採算レートは40~50ドル程度と言われています。

ヘッジファンド等、投機家の動向

原油相場が思惑などで動く場合、大体背後には投機筋がいます。

投機筋の動きを知る為には、彼らの買い建玉を売り建玉で割った「ロング・ショート比率」なる数字を見ると分かります。

このブログではその指標は出しませんが、買い建て玉と売り建て玉の数値は、大まかに商品投資を扱っているブローカーのHPなどで確認することが出来ます。

ロング・ショート比率の動きとWTI等の指標が重なっている時は、投機筋がマーケットを動かしていると考えてよいのではないかと思われます。

戦争・地政学的な影響

アメリカとイランが核問題をめぐって長年対立していますが、こういった原油産出国が絡む政治・外交的な問題が原油価格に与える影響は相応にあります。

この点はなかなか先を読むことが難しいので、地政学的な懸念が増加した場合においては静観するといった事も重要でしょう。

この問題は、

  • トランプ大統領は大統領選挙を意識し、イランの核保有を避けたかった
  • アメリカもイランも戦争は避けたい
  • イランは合意そのものを壊す意図はなく、違反を繰り返して協力国を増やしたかった
  • アメリカとイランで対話のチャネルが細っており、相互理解が不足して偶発的に事態が悪化するリスクもあった

といった、かなり政治的な問題をはらんでいました。こうった状況下、マーケットは政治・外交に振り回されます。

こういう時は情報の伝達スピードが一番大切なので、一般投資家はうまく儲けようと考えるべきではないでしょう。

また、2022年はロシアがウクライナに侵略するというショッキングな事態が起きています。

この際は、供給懸念とともにロシア産の原油が市場から締め出される可能性も出てきて、原油価格はとてつもない高さまで跳ね上がっています。

政治的な動向にも注意が必要です。

原油マーケットに投資をするための投資信託やETF

日本で購入できる原油ETFの中でも代表的なものをご紹介します。

WTI原油価格連動型上場投信

銘柄名 WTI原油価格連動型上場投信
信託報酬 0.935%
参考指標 WTI原油先物の直近限月の清算値
管理会社 シンプレックス・アセット・マネジメント

WisdomTree WTI 原油上場投資信託

銘柄名 WisdomTree WTI 原油上場投資信託
信託報酬 0.49%
参考指標 Bloomberg WTI Crude Oil Multi-Tenor Excess Return Index
管理会社 ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッド

(執筆中)

NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信

原油マーケットのこれまでの推移を調べるためのツール

過去(2018年~)の資源関連ニュースのまとめは以下をご参考ください。

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基本的に、新しく起きたものが上に来るように記述していきます!

これまでの大まかな動き~原油が急騰・急落した局面~

協調減産の動き

OPECにロシアなどを加えたOPECプラス内で、原油価格の安定化のために行っているものです。

減産することで供給量を調整し、原油価格の値段を下落させないための措置です。

減産することである程度価格の維持は出来るものの、生産量が減ることで原油の販売量も減るため、産油国はいつも必ず前向きにやる、というものではありません。

出来れば、自分以外の生産国が減産し、自分たちは減産せずこれまで通り生産し続ける事で漁夫の利を得たいというのが本音でしょう。実際にこれの通り行動した国が例えばロペスオブラドール氏率いるメキシコでした。

この協調減産の話し合いがもつれたりすると、急に原油価格が不安定になったりします。

実際にこの枠組みが壊れたのが、新型コロナウイルスの蔓延で原油需要期待が急速に縮小した時です。

各国とも原油価格が下がりすぎると自国は少しでも増産して実入りを増やしたいと思うので、減産するインセンティブが著しく弱くなってしまうのです。

ロシアはOPECプラスで合意していた減産の約束を破って増産を一方的に行い、その結果更に原油価格が落ちてしまいました。

コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスが世界的に蔓延したことで、原油に対する需要が一気に細り、その結果原油価格は大きく下落しました。

上記にも記した通り、OPECプラスで行っていた協調減産の枠組みが各国の思惑によって一度崩壊します。

その後やはり協調で減産した方が良いのではないかとの考えに各国が立ち戻り、元の枠組みで減産をするという事となりましたが、OPECプラスの結束も大したものではないことを世界に知らしめる結果となってしまったのです。

【2020年におけるWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

原油高騰のトレンド ーウクライナ危機における動き

ウクライナ危機とは2022年2月からロシアが行ったウクライナへの侵攻を言います。

記述の通り、ロシアはOPECプラスの主要国であり、ガスや原油を大量に輸出している資源大国であり、原油マーケットやその他の資源関連の動きにはかなり大きく影響しました。

また、コロナウイルスの影響で大きく原油価格が下がって以降、積極的な投資を控え、分配重視となっていたアメリカのシェール企業が復活ののろしを上げる契機になったと言えるかもしれません。

【2022年2月1日から半年間のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

2022年3月に大きく上昇している局面

もちろん、ウクライナ危機が影響しています。

ロシアのウクライナ侵攻で供給不安が高まるなかでの追加増産見送りとなり、ニューヨーク市場の原油先物は約10年ぶりの高値まで上昇しました。

またその一方でアメリカのシェールオイルは増産を急がないなど、供給不安が大きく高まり、一気に急騰したわけです。

2022年9月

アメリカの石油輸出が最高に

米国の石油輸出が過去最高を更新しています。

生産が拡大し、港湾の積み出し設備が増強されたためです。

ロシア産の化石燃料への依存を減らしている欧州の需要が旺盛との事です。

中間選挙を11月に控えるバイデン政権と与党・民主党はガソリンの国内需給が引き締まり、価格に上昇圧力が強まる事態を警戒しており、これが何らかの影響を与えるかもしれません。

ゴールドマン、原油価格予想を引き下げ

ゴールドマン・サックス・グループは世界的な景気減速の兆候が増えていることを理由に、原油価格見通しを大幅に引き下げました。

ただ需給は依然極めてタイトだとして、価格は現行水準から上昇する可能性があると指摘しました。

ドル高と需要期待の低下はこれからも年末にかけて、価格への強い向かい風となると9月27日のリポートで予想しましたが、投資不足や低い余剰生産能力と在庫により、供給環境はむしろ強気な構造が顕著となっており、大幅な価格上昇が必要になることは必至だとも分析しています。

NY原油が80ドル割れ

9月23日のWTIで期近の11月物は一時、節目の1バレル80ドルを下回る78ドル台と、1月以来の安値を付けました。

前日終値は83ドル台でしたが、世界景気が減速し、需要が伸び悩むとの警戒感が広がりました。

【直近3か月のWTIの推移(出所:TradingView)】

OPECプラスの目標未達が過去最大

OPECプラスが発表したデータによると、OPECプラスの8月の産油量が日量で目標に対し358万バレル未達だったようです。

7月の未達分(289万バレル)を24%上回り、過去最大となりました。

リセッション(景気後退)懸念が石油価格を押し下げているにもかかわらず、石油供給がタイトな状況が浮き彫りとなりました。

OPECプラスはいつも自分たちに都合の良いようにしか動きません。

原油は下落

9月20日の原油先物は下落しました。

ドル高継続やFRBによる追加利上げ懸念を背景とするリスク資産の値下がりに追随しました。

原油市場は下落懸念と上昇期待の狭間にあるようで、懸念はリセッションの可能性が高まり、石油需要見通しの重しとなり得る欧米の積極的な金融引き締めで揺れています。

【9月20日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

シェール、欧州市場の需要を満たせず

米シェール業界が、エネルギー価格の高騰で苦しむ欧州を救済するのは難しいとの見方を示しているようです。

ロシア産石油の輸出が急減し、原油価格が再び1バレル100ドル台に達するのではないかとの懸念が高まっており、期待が高まっていますが、それを否定したわけです。

米国はここ10年のシェールオイル生産の急拡大により、世界最大の産油国になりました。

新型コロナウイルスの感染拡大前には生産量は日量1300万バレルに達し、世界の供給の10%以上を占め、シェールブームに伴う生産拡大は世界の需要増加を満たし、原油価格の抑制を支えていました。

ところが、コロナ禍での原油価格の低迷で米国の生産量は大幅に減り、コロナを克服したと思われる2022年9月時点でも1210万バレルにとどまっています。

市場関係者はOPECプラスの増産能力について懸念を募らせており、シェールの供給の伸び悩みについても改めて懸念が生じているようです。

IEA、需要見通しを引き下げ

IEAは9月14日、今年の世界石油需要見通しを下方修正しました。

新型コロナウイルス感染が再拡大している中国でロックダウン(都市封鎖)が増え、同国の経済活動が鈍ることが影響すると考えているようです。

IEAは最新月報で、2022年の世界石油消費が日量200万バレル増え日量平均9970万バレルになるとの予想を示しました。

従来の想定を約11万バレル引き下げた形です。

OPEC、需要の見通しを据え置き

OPECは9月13日公表した月報で、2022年と23年の世界の石油需要見通しを据え置きました。

2022年は前年比日量310万バレル増(3.2%増)の1億3万バレル、23年は同270万バレル増(2.7%増)の1億273万バレルとしました。

月報は2023年の需要について、主な消費国の堅調な経済や新型コロナウイルス関連の制限緩和、地政学的な不確実性の後退が下支えするとの見通しを示しました。

OPECプラスは需要回復を受け2021年から段階的に増産してきましたが、今月5日、10月は小幅ながら減産に転じると決めていました。

アメリカの石油・ガスリグ稼働数が1か月半ぶりの低水準

米エネルギーサービス企業ベーカー・ヒューズの週間データ(9月9日までの週)によると、米国内の石油・天然ガスの掘削リグ稼働数は前週比1基減の759基と、7月下旬以来の低水準となりました。

減少は過去6週間で5週間目です。

エネルギー価格は相対的に高止まりしていますが、リグ稼働数と生産は伸び悩んでいます。

前年同期比では256基(51%)増えた事になります。

石油の掘削リグ稼働数は5基減の591基と、6月中旬以来の低水準で、天然ガスの掘削リグ稼働数は4基増の166基と、2019年8月以来の高水準です。

NY原油が急落

9月7日の原油先物相場は急落しました。

ニューヨーク原油先物は1月以来の安値を付けました。

ロシアからの供給が途絶えるリスクはあるものの、ドル急伸と世界的な需要懸念が相場に重しとなっているようです。

WTIは、バレル当たり85ドルを下回り、北海ブレント先物も同90ドルを割り込みました。

【2022年9月7日前後のBRENTの動き(出所:TradingView)】

©Trading View

OPECプラスが減産合意で、原油が3%上昇

9月5日、OPECプラスが減産合意し、原油先物は約3%上昇しました。

「OPECプラス」は9月5日、10月の原油生産量を9月より日量10万バレル減らすと決めました。

2021年初から続けてきた段階的な増産を打ち止めとしたのです。

世界の需要鈍化やイラン産原油の国際市場への復帰を警戒し、小幅ながら減産に転じます。

これを受けて原油相場は上昇しました。

清算値は、北海ブレント先物の11月限が2.72ドル(2.92%)高の1バレル=95.74ドルです。

一時4ドル近く上昇する場面がありましたが、バイデン米大統領がエネルギー供給を強化し価格を引き下げるために必要なあらゆる手段を講じることを確約したとのホワイトハウスの発表を受け、上げ幅を縮小したようです。

【2022年9月5日前後のBRENTの動き(出所:TradingView)】

©Trading View

2022年8月

需要懸念で6ドル安

 2022年8月30日、原油先物は約6ドル下落し、約1カ月ぶりの大幅な下げとなりました。

各国中銀による利上げを背景に燃料需要が軟化するとの懸念のほか、イランの騒乱後もイランの原油輸出が減少していないことを受けました。

清算値は、北海ブレント先物10月限は5.78ドル(5.5%)安の1バレル=99.31ドル。一時97.55ドルまで下げました。

【2022年8月30日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

減産の可能性で急騰

8月23日の原油先物は4%近く急騰しました。

サウジアラビアが8月22日、イラン産原油の供給が再開した場合、OPECプラスが減産する可能性を示唆したことが背景です。

清算値は、北海ブレント先物が3.74ドル(3.9%)高の1バレル=100.22ドルです。

【8月23日前後のブレント原油の推移(出所:TradingView)】

©Trading View

良好な指標で3%上昇

8月18日、原油先物は約3%上昇しました。

良好な米経済指標と堅調な米燃料消費が他国の経済成長鈍化による需要減退懸念を相殺した形です。

清算値は、北海ブレント先物が2.94ドル(3.1%)高の1バレル=96.59ドル。WTI先物は2.39ドル(2.7%)高の90.50ドルです。

2月以来の安値

8月15日、WTI原油先物相場が前週末に比べて一時5%以上安い1バレル86ドル台となり、2月上旬以来の低水準となりました。

中国人民銀行が金融調節の金利を引き下げたことなどで景気の先行き不安が高まった事が背景です。

米国の景気指標も悪化したことで原油需要に不透明感が漂っています。

【8月15日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

IEA、需要予測を引き上げ

IEAは8月11日公表の石油市場リポートで、2022年と23年の世界の石油需要見通しを上方修正しました。

天然ガス価格の高騰や発電需要の伸びを背景に、代替エネルギー源としての引き合いが強まるとみているようです。

EUによる天然ガスの消費抑制方針も石油需要の上振れ要因として織り込みました。

アメリカの石油リグ稼働数、10週ぶりに減少

ベーカー・ヒューズの週間データ(8月5日までの週)によると、米国内の石油掘削リグ稼働数が7基減の598基と10週間ぶりに減少し、減少数も昨年9月以来最大となりました。

天然ガスのリグ稼働数は4基増の161基で、2019年8月以来の高水準となりました。

石油・天然ガスを合わせたリグ稼働数は前週から3基減の764基で、前年同期の水準は273基(56%)上回っています。

原油は続落で半年ぶりの安値

8月4日の原油先物は下落し、ロシアが2月にウクライナへの侵攻を開始する前の安値を付けました。

年後半のリセッション(景気後退)がエネルギー需要に打撃を与えると懸念されています。

清算値は、北海ブレント先物が2.66ドル(2.75%)安の1バレル=94.12ドルと2月18日以来の安値です。米WTI先物も2.34ドル(2.12%)安の88.54ドルと2月2日以来の安値を付けました。

【直近半年のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

原油先物、更に4%急落

8月3日、原油先物が約4%下落しました。

米国の原油およびガソリンの在庫が予想外に増加したほか、OPECプラスが閣僚級会合で9月に日量10万バレルの追加増産を行うことで合意したことも影響しています。

清算値は、北海ブレント先物が3.76ドル(3.7%)安の1バレル=96.78ドル。米WTI先物が3.76ドル(4%)安の90.66ドルです。

【2022年8月3日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

原油先物が4%急落

8月1日の取引で、原油先物が約4%急落しました。

米国や中国、欧州などの製造業指標が低調な内容となり、原油需要減速を巡る懸念が強まった事が背景です。

清算値は、北海ブレント原油先物が3.94ドル(3.8%)安の1バレル=100.03ドル、米WTI先物も4.73ドル(4.8%)安の93.89ドルです。

【2022年8月1日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

2022年7月

【2022年7月のWTIの動き(出所:TradingView)】

©Trading View

アメリカの稼働リグ数、2020年3月以来の高水準

米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は4週連続で増加し、月間では24カ月連続の増加となりました。

前週から9基増の767基となり、2020年3月以来の水準になっています。

石油リグ稼働数は6基増の605基で、2020年3月以降で最高です。

ガスリグ稼働数も2基増えました。

WTI先物が95ドル割れ

2022年7月22日、WTI先物が4月以降で初めて95ドルを下回りました。

世界のエネルギー安全保障を巡るリスクの抑制に向け、EUが7月21日に合意した対ロシア制裁措置の調整により、ロシアの国営石油最大手ロスネフチとガスプロムは第3国への石油輸出が可能になる見通しになったことを受けました。

清算値は、WTI先物が1.65ドル(1.7%)安の1バレル=94.70ドル。北海ブレント先物は0.66ドル(0.6%)安の103.20ドルです。

【直近半年のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

原油価格5ドル上昇

2022年7月18日、原油先物は5ドル超上昇しました。

ドル安とFRBの積極利上げ観測後退が背景にありそうです。

清算値は北海ブレント先物が5.11ドル(5.1%)高の1バレル=106.27ドル、WTI先物が5.01ドル(5.1%)高の102.60ドル。

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が1週間ぶりの安値を付けています。

今回の上昇は、過去数週間の原油価格の変動要因となっていた米ドルの大幅かつ広範囲な下落が主因だという指摘も出ています。

【2022年7月18日前後のWTI先物の推移(出所:TradingView)】

©Trading View

OPEC、世界の原油需要増加を予想

OPECは7月12日公表の月報で2023年の原油の世界需要が前年に比べて日量270万バレル増加するとの見通しを示しました。

増加分は前年比2.7%増に相当します。

世界的な経済成長と中国の需要回復がけん引すると見込んでいるようです。

世界の原油需要は日量約1億バレルとされています。

OPECによると、22年は21年に比べて日量336万バレル増加するとみており、新型コロナウイルスの感染拡大で需要が落ち込んだ20年から急回復しています。

2022年の世界需要はコロナ禍前の19年を上回る可能性もありそうです。

原油高は終わらない?

需給のダイナミクスが示すのは、数年とは言わないまでも、向こう数カ月にわたる価格高騰のようです。

新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンが緩和され、燃料需要は依然として伸びています。

一方で原油の精製能力は不足し、世界有数の産油国は生産量の限界に直面しています。

必要な量の生産に苦戦する世界の現状は、新型コロナのパンデミックで原油需要が数十年ぶり低水準に落ち込んだ2020年春の状況とは対照的です。

供給は追いつきそうになく、JPモルガンは欧米による制裁がロシアの報復的な生産削減につながれば、原油相場は1バレル当たり380ドルに達する可能性があるとの見方を示しました。

ロシアの原油生産は制裁や同国とのビジネスを避ける動きを受け、既に日量100万バレル以上減っている状況です。

2日間で10%の下落でウクライナ危機での高騰分がなくなる

WTI原油先物は7月13日、一時1バレル93ドル台後半まで下げ、4月中旬以来約3カ月ぶり安値を付けました。

この2日間の下落率は10%に達しています。

米利上げや中国の新型コロナウイルス感染再拡大による景気後退懸念から売られたようです。

ロシアによるウクライナ侵攻後、一時は130ドル台の高値を付けていたものの、足元では急騰分をほぼ帳消ししました。

【直近4か月のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading view

原油が急落

7月12日の取引で、原油先物が7%超急落しました。

北海ブレント原油先物は3カ月ぶりに100ドルを割り込んで清算しました。

ドル高に加え、需要減速を招くおそれのある中国のコロナ規制、世界経済減速を巡る懸念が圧迫要因となったようです。

清算値は、北海ブレント先物が7.61ドル(7.1%)安の1バレル=99.49ドル。WTI先物も8.25ドル(7.9%)安の95.84ドル。

北海ブレントは4月11日以来の安値となっており、WTIも3カ月ぶり安値をそれぞれ更新しました。

【2022年7月12日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

【直近半年のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading view

WTIが一時95ドル台に

7月6日、WTIで期近の8月物は前日比0.97ドル(1.0%)安の1バレル98.53ドルで終えました。

世界的な景気後退を懸念する売りが続き、一時は95.10ドルと期近物として3カ月ぶりの安値をつけました。

【2022年7月6日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

原油価格が急落

7月5日のニューヨーク市場で原油先物相場は大幅に反落しました。

WTIで期近の8月物は前営業日の1日と比べて8.93ドル(8.2%)安の1バレル99.50ドルで取引を終えました。

一時は97.43ドルと4月下旬以来の安値を付けました。

【2022年7月5日前後のWTIの推移(出所:TradingView)】

©Trading View

世界的な景気悪化の懸念から原油先物の売りが広がったようです。

ドル高が進み、ドル建てで取引される原油の割高感が意識されたのも相場の重荷となったのかもしれません。

アメリカのリグ稼働数が5週間ぶりに減少

米エネルギーサービス企業、ベーカー・ヒューズの週間データ(7月1日までの週)によると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は5週間ぶりに減少しました。

リグ稼働数は前週から3基減の750基で、前年同期比では275基(58%)増加しました。

石油リグの稼働数は1基増の595基となり、2020年3月以来の高水準です。

天然ガスリグは4基減の153基で、2021年8月以来の大幅減少となりました。

月間ベースでは6月まで過去最長の23カ月連続増を記録したのですが、週ベースでの増加はほぼ1桁にとどまっています。

つまり、企業は増産より投資家への還元や債務返済に資金を回している状況が続いているわけです。

2022年6月以前の原油マーケットの動き

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